Fedoraは、Red Hat社が支援するコミュニティー「Fedora Project」によって開発されているLinuxディストリビューションです。
また、最新の技術を積極的に取り込むFedoraを、古いPCを再利用するということがテーマの一つである当ブログでは、なんとなく敬遠してきました。
それに、Fedoraのデフォルトのデスクトップ環境は、GNOMEのため、個人的に使いにくい感があり、食わず嫌いでした。
Fedoraのデスクトップはこんな雰囲気
今回は2つのデスクトップ環境を試しましたので、最初はデフォルトの「GNOME」
VirtualBoxで、メモリ2GBを割り当ててキャプチャー
Windowsから乗り換えようと考えると、少し躊躇してしまうインターフェースですが、スマホ的とも言えますので、好き嫌いは人によりますね…
次は、公式サイトで、軽量、高速、低リソースのデスクトップ環境と表現している「LXDE」
VirtualBoxで、メモリ2GBを割り当ててキャプチャー
同じメモリを割り当てていますが、全然軽い感じに操作できます。
『Fedora』の特徴
今回インストールしているのは、「Fedora 27」2017年11月14日にリリースされたものです。
また、デスクトップ環境についても、前述の2つだけではありません。
- KDE Plasma
- Xfce
- LXQT
- MATE Compiz
- Cinnamon
- SOAS(Sugar on a Stick)
これら、Fedoraのカスタムバリエーションも配布しています。
システム要件
- CPU:少なくとも1GHz
- メモリ:1GB
- 空きディスク容量:10GB
公式サイトにあった記述ですが、メモリ1GBのテストをしてみると、以下のような感じになりました。
デスクトップ環境がデフォルトの「GNOME」の場合は、起動はしますが、Firefoxの立ち上げに1分程度かかりました。
また、デスクトップ環境が「LXDE」の場合は、OSの起動やアプリの起動も、メモリが少ないと知らなければ、さほど遅いという気もしませんでした(いつも1〜2GBでテストしているため、遅いのになれているからかも…)。
尚、メモリの容量確認は、VirtualBoxにてメモリ1GBを割り当てて行っていますので、実機でのテストと異なる場合があります(CPUの違いもあり)。
結論としては、色々なデスクトップのバリエーションを考えれば、メモリについては2GB以上必要でしょう。
アプリケーション
それぞれのデスクトップ環境によって、アプリケーションのプリインストールは異なり、特色があります。
追加するには、ソフトウエアのアプリから簡単にインストールできますので、好みのものを入れましょう。
なお、Fedoraのカスタムバリエーションについては、次回にします。
まとめ
Fedoraは、Red Hat社が支援するコミュニティー「Fedora Project」によって開発され、最新の技術を積極的に取り込むディストリビューション。
今回は「Fedora 27」2017年11月14日リリースをインストールしました。
また、デスクトップ環境については以下のカスタムバリエーションがあり、それぞれ特徴があります。
- GNOME(デフォルト)
- LXDE
- KDE Plasma
- Xfce
- LXQT
- MATE Compiz
- Cinnamon
- SOAS(Sugar on a Stick)
システム要件は以下の通りです。
- CPU:少なくとも1GHz
- メモリ:1GB
- 空きディスク容量:10GB
GNOMEとLXDEをメモリ1GB(VirtualBoxにて)テストしたら、GNOMEは起動しますが、厳しい印象でした。
実質的にメモリは、2GBあったほうが無難でしょう。
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