フィッシング対策協議会では、「bitFlyer をかたるフィッシング(2021/04/01)」が発生として注意を促しています。
2021/04/01 15:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中とのことです。
なお、類似のサイトが公開される可能性にも注意してください。
フィッシングメールの件名と内容
下記以外にもバリエーションが存在すると思って対処してください。
件名
・ 【bitFlyer】ログイン確認メール
・ 【重要】定期的な残高確認に伴う暗号資産送金ならびにBTC出庫の一時停止について
・ [緊急]: bitFIyer アカウント情報を確認する!
・ [緊急]:bitFIyerアカウント情報を確認してください!
・ bitFlyerお問い合わせメール お問い合せ番号:BFQ●●●●
今回のフィッシングメールは、オーソドックスに脅して確認させるパターンが多いようです。
ちなみに、[緊急]がついているタイトルの「bitFIyer」(小文字の「エル」が大文字の「アイ」になっている)は、そのまま転記していますので、「bitFlyer」(正しく小文字の「エル」)とはなっていません(フォントによってはわからないかもしれません)。フィッシングメールの表記がおかしいのか、たまたま情報掲載時点での転記ミスなのかはわかりません。
内容
フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール本文を抜粋(原文のまま)させてもらいました。
サンプル1
お客様各位,
最近行われましたプライバシーポリシーの改定に伴いまして、お客様の bitFlyer アカウント情報のご確認をお願い致したく、よろしくお願い申し上げます。
ご確認のお手続きは、一回限りで、数分で終了致します。お客様によるご確認行為は必須となっており、お客様のアカウント情報のご確認が行われなかった場合は、アカウントが停止される可能性がございます。
続けるにはこちらをクリック.
この確認は義務付けられており、確認していただけない場合は、アカウントが停止される場合もあります。
お客様のセキュリティは弊社にとって非常に重要なものでございます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
敬具,
-bitFlyer.
冒頭にロゴがありますので、一瞬本物っぽく見えます。
メール文章だけは、ぎこちないもののそれなりに作られているようですが、メール全体をみると表記形式のマナー的な部分は、外国人が適当に作ったようなおかしなフィッシングメールになっています。
メール内のリンク表示は、HTMLメールでみると文字にリンクを張っているので、表面的にはURLが見えなくなっています。
サンプル2
お客様各位,
この度は bitFlyer にお問合せいただき、誠にありがとうございます。
当社にご登録いただいているメールアドレスやパスワード等を盗み出そうとする行為が確認されています。
入力された情報を利用し、お客様の資産を盗み出される危険がありますので十分ご注意ください。
悪意のある第三者が不正に取得したメールアドレス宛に無差別に送付しているものと存じます。
また、お問い合わせのメールにつきましては、当社が送付したものではございません。
のパスワードを変更する
お客様のセキュリティは弊社にとって非常に重要なものでございます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
その他ご不明な点ございましたらお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
【ご参考】
フィッシング詐欺にご注意ください
www.bitflyer.com/phishing
冒頭にロゴがありますので、一瞬本物っぽく見えます。
サンプル1と同様に表記形式が変ですが、さらにフィッシングサイトへのリンク文章をみると、いかにも適当に作っているというのが分かります。
また、こちらもメール内のリンク表示は、HTMLメールでみると文字にリンクを張っているので、表面的にはURLが見えなくなっています。
メールの内容が気になる場合
特に金融に絡むサービスからのメールは、検索エンジンで詐欺情報がないかを調べてからにしましょう。
その上で、該当するような情報が見つからなかった場合でも、メールから直接アクセスして確認するのはやめましょう。
もし、なんらかの手続きや確認の必要を感じたら、正式な別のルート(以前何らかの手続きで自分でブックマークした正しい URL や、公式アプリ等)からアクセスしましょう。
まとめ
bitFlyer をかたる詐欺メールに注意
メールの件名と内容
以前からある脅して冷静さを失わせるような内容で、今更感がありますが実際に取引があれば気になるかもしれませんね。
メールの内容が気になる場合
検索エンジンで調べてみましょう。
何となく気になって確認する必要性を感じてしまったら、メール記載のリンクからではなく、以前アクセスしたことのある別の正式なルートからアクセスしましょう。
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