フィッシング対策協議会では、「千葉銀行をかたるフィッシング (2020/04/27)」が発生として注意を促しています。
2020/04/27 17:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中とのことです。
フィッシングメールの件名と内容
以下は一例になるかと思いますので、いくつかのバリエーションが存在すると思って対処してください。
件名
- 安全にお取り引きいただくために
- 一時的にこの口座を制限しますのお知らせ
- アカウントの異常な状態と解決手順について
タイトルは開いてみたくなりますよね?
ただし、2番目はよくある機械翻訳のおかしなパターンでしょう。
「制限しますのお知らせ」っての笑えます。
内容
フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール文のテキストを抜粋(原文のまま)させてもらいました。
いつも千葉銀行をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のアカウントの保護を重視しております。ログイン方法は少し尋常ではないので、アカウントが千葉銀行の利用規約を満たしていることを確認するために、アカウント情報を更新および確認してください。
千葉銀行ログイン
必要な情報を確認および更新しないと、アカウントおよび販売活動が停止される可能性があることにご注意ください、画面の指示に従って変更または確認を行ってください。
前半部分だけですが、いくつかおかしな表現があります。
いつも同じグループでしょうか……「ログイン方法は少し尋常ではないので」って、それはフィッシングサイトにアクセスするのですからね。
「アカウントおよび販売活動が停止される可能性」って、他のフィッシングメールと同じ文言の使い回し、そして機械翻訳丸出しって感じですよね。
今回のフィッシングメールは、デザイン的には一瞬騙されそうな気がしましたが、文章を読むと笑えます。
焦らなければ、フィッシングメールだと分かると思います。
以下は、千葉銀行のサイトのお知らせページになります。
https://www.chibabank.co.jp/myaccess/info/info25.html
メールの内容に覚えがあったら
このフィッシングメールに限らずに、メール記載のURLからアクセスしないことで、リスクを回避できます。
自分でブックマークしたURLやアプリからのリンク、検索エンジンから直接アクセスして確認することで、万一のリスクを避けましょう。
また、検索エンジンで調べれば、フィッシングの情報に上がっていたりします。
まとめ
千葉銀行をかたる詐欺メールに注意
メールの件名
おかしな件名もありますが、開いてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
メールの内容
レイアウト的にはアラートメールの雰囲気がありますので、文章を読まないとあわててメールから直接アクセスする人が出るかもしれません。
文章を落ち着いて読むと、変な内容なので気がつくかと思います。
メールの内容に覚えがあったら
まずは、検索エンジンで調べましょう。
特徴的な文言やタイトルなどで検索すれば、フィッシングメール情報があるかもしれません。
万一、サイトにアクセスして確認が必要なら、フィッシングメールではなくても、別の正式なルートからアクセスすればよいだけです。
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