NTT ドコモを装うフィッシング…焦ると騙されそうで注意！

フィッシング対策協議会では、「NTT ドコモをかたるフィッシング (2020/04/30)」が発生として注意を促しています。

2020/04/30 17:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中とのことです。

フィッシングメールの件名と内容
1. NTT ドコモからの情報
メールの内容に覚えがあったら
まとめ

フィッシングメールの件名と内容

以下は一例になるかと思いますので、いくつかのバリエーションが存在すると思って対処してください。

件名

[dアカウント] あなたのIDはロックされています – ID 20 – [数字]

なんだか心配になるメールタイトルですよね。
メールを開いて見てしまいそうです。

内容

フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール文のテキストを掲載（原文のまま）させてもらいました。

お客様各位、

あなたのNTTドコモは、異常な場所からアクセスされているため、ロックされています。
ログインの詳細:

日付 : Wed, April 29, 2020 6:52 AM
ブラウザ : Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/41.0.3071.115 Safari/537.36

24時間以内にこのメッセージが確認されるまで、お客様のアカウントは保護されます。

指定した期限内にこのメッセージを確認しないと、アカウントは永久にロックされます。
確認ボタンを押して、アカウントが完全に安全になるまで提供する手順を完了してください。

ログインアクティビティを確認する

敬具、
株式会社NTTドコモ。

このメールの右上にはドコモのロゴマークがありますので、本物っぽくは見せています。

しかし、よく見ると不審なポイントがいくつも存在しています。

日本の手紙の書き方のマナーと句読点がおかしいので、最初の「お客様各位、」、最後の「敬具、」と「株式会社NTTドコモ。」などは明らかに日本のことがわかっていない機械翻訳のようなものになっています。
ブラウザの項目にはいくつものブラウザーが並んでいて意味がよくわかりません。
「24時間以内にこのメッセージが確認されるまで、」ってよく考えると意味がわかりません。

アラートメールのタイプなので、焦って反応してしまわないで、冷静に読めば不審が点がいくつもあります。

なかには、騙されそうなメールも存在していますが、多くのフィッシングメールは文章や手紙のマナーがおかしいので、冷静に対応すれば気がつく可能性が多々有ります。