神奈川銀行を装うフィッシング…お取引目的等の確認メールに注意!

フィッシング対策協議会では、「神奈川銀行をかたるフィッシング(2023/03/06)」の報告を受けているとして注意を促しています。

2023/03/06 10:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中だそうですが、類似のサイトが公開される可能性にも注意とのことです。

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フィッシングメールの件名と内容

下記以外にもバリエーションが存在すると思って対処してください。

件名
【神奈川銀行】お客様情報に関するご協力のお願い

殆どの方はフィッシングだと思ってスグに削除するとは思いますが、神奈川銀行の利用者に届くと開いて見たくなるかもしれませんので、注意を怠らないようにしましょう。

内容

フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール本文を抜粋(原文のまま)させてもらいました。

いつも神奈川銀行をご利用いただきありがとうございます。

近年、日本および国際社会が取り組まなければならない課題として、マネー・ローンダリング 及びテロ資金供与対策の重要性が高まっております。
当行は、関係省庁と連携しながら、複雑化・高度化するマネー・ローンダリング及びテロ資金 供与の手口に対応し、有効に防止できるように対策を進めております。
こうした中、金融庁は、金融機関等における実効的なマネー・ローンダリング及びテロ資金供与 対策に関する基本的な考え方を明らかにした 「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に 関するガイドライン」を策定・公表しています。
このような背景から、当行では2022年10月より、お取引の内容、状況等に応じて、お客さまに関する情報やお取引の目的等を定期的に再確認させていただいております。
お客さまにはお手数をお掛けすることにはなりますが、「お客さまの情報に関するご協力のお 願い」と題したご案内がお手元に届きましたら、ご回答にご協力をお願い申し上げます。

> お取引の目的等を定期的に再確認
https://www.kanagawabank.co.jp/public/tiiki_mkeikaku.html

以下省略

このところ多くなっている取引目的確認のためのメールと称して送りつけるフィッシングメールです。

それらしいことが、マトモに見える日本語で書かれています。

なお、「お取引の目的等を定期的に再確認」の下にある URL は、HTML 表記の場合、神奈川銀行のドメインのように見えますが、実際にアクセスさせるのは以下のフィッシングサイトになります。

https://kangawab●●●●.com/ など

 

公式サイトでの注意喚起

神奈川銀行をかたる不審メールにつきまして

https://www.kanagawabank.co.jp/pdf/fushin_mail.pdf

神奈川銀行のホームページで、上記の注意喚起が見やすいかを確認してみました。

PC サイトにおいてですが、トップページで下部に画面1つ分ほどスクロースさせると「ご注意とお願い」の項目があり、そこに「神奈川銀行をかたる不審メールにつきまして」と上記の注意喚起ページへのリンクがあります。

トップページに目立つように記載はありますが、スクロールしないとわからないので、開いてスグに見えるようになればもっと良いかと思います。

 

メールの内容が気になる場合

金融機関をかたるメールですので、気になる方もいるかもしれません。

そんな場合、検索すれば詐欺情報が出てくるかと思います。

万一、フィッシング詐欺に関連するような情報が見つからない場合でも、メール記載のリンクからアクセスせずに、以前自分でブックマークした正しい URL や、公式アプリ等の正式な別のルートから確認することを徹底しましょう。

 

まとめ

神奈川銀行をかたる詐欺メールに注意

このフィッシングメールについて

取引目的の確認と称して、金融機関をかたるフィッシングメールが出回っています。

それらしい文面に、あわてて反応しないように注意しましょう。

メールの内容が気になる場合

ネットで検索してみましょう。

詐欺情報がみつからなくアクセスして確認する必要を感じてしまったら、以前アクセスしたことのある「別の正式なルート」から行ないましょう。

 

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