たまに「諦めなければいつか成功する」などと言うことを聞きますが、本当でしょうか?
期限がなければ、いつも道半ばで済まされてしまいます。
そして、そのうち成功するということで、コストばかりがかさんでしまいます。
もし、袋小路にハマっているにもかかわらず、いつか成功すると信じていたら、時間と費用の無駄でしかありません。
期限を決めるのは大切
無謀な短期間や、無駄に長期間にならないように、しっかり見極める必要があります。
そのためには、きちんと調査をして、どれぐらいの期間が必要なのか?
そして、成功が見え始めるタイミングを掴んでおきましょう。
早すぎる諦めも問題
例えば、知識がほとんどない事柄について、毎日学んだり、スキルアップのトレーニングをして、(低すぎるとは思いますが例ですので)1%だけ前日より知識やスキルがアップしていくとします。
いわゆる複利計算になります。
最初は、ちょっと聞きかじっているだけとして、1の知識から始めます。
そして、100に達した時に専門家レベルとします。
とりあえず1ヶ月の30日頑張った結果は、「1」が「1.3478」にしかなりません。
これじゃ 10年たっても無理だ…とても専門家にはなれやしないと思うことでしょう。
でも本当でしょうか?
100日:2.7048
200日:7.3160
300日:19.7885
365日:37.7834
400日:53.5241
464日:101.1853
(小数点以下の処理で若干数値が異なる場合があります)
実際には1年と3ヶ月程度で、100を超えます。
半分の50を超えるまで、1年と1ヶ月程度必要ですが、その後100を超えるのに2ヶ月程度ですみます。
もちろん、こんな理想的には行かないでしょうが、累積してネットワークを築いていきますので、ある時まではひたすら低空飛行ですが、気がつくとできるようになっていたりします。
このあたりの読みが難しいのですが、これは正しいと思われる方向に努力していて、はじめから無理な目標でない場合に起こり得るでしょう。
間違っていたり、努力をしなければ、このようにはならないでしょうが、この例は、一日たったの1%ですから、そんなに無理な話ではないと思います。
ダメなときはスパっとやめる
物事に必死に取り組んでいると、周囲の人間は無理とわかっていても、本人だけがわからないこともあります。
物事を始める時期は、理解されていない時が良い場合が多々ありますが、やめ時は、たいてい本人だけが意固地になるように、まだ行けると思っていることが多いでしょう。
いつまでに、どの程度の成果を上げるという目標
期間のない目標は、年号のない予言と一緒です。
いつ成功するのかわからないのは、ずっと成功しないのと同じです。
調査をしっかりして、具体的な目標を立てて、期間を区切って、あとは頑張るだけです。
そして、ダメならやめる勇気も必要です。
まとめ
「諦めなければいつか成功する」
本当でしょうか?
成功が見え始めるタイミングを掴むのは難しく、伸び方は直線ではないので、わかりにくいのも事実です。
しかし、物事に必死に取り組んでいると、周囲の人間は無理とわかっていても、本人だけがわからないこともあります。
期間のない目標は、年号のない予言と一緒で、いつ成功するのかわからないのは、ずっと成功しない可能性も多々あります。
- しっかりした調査
- 具体的な目標
- 期間を区切る
そして、頑張り、ダメならスパっとやめる。
ただ、ビジネスの場合は、タイミングという別の要素も大きいので、見極めが難しくなるのが問題ですが…
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