フィッシング対策協議会では、「三井住友信託銀行をかたるフィッシング(2023/03/22)」の報告を受けているとして注意を促しています。
2023/03/22 9:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中だそうです。
また、類似のサイトが公開される可能性にも注意とのことです。
フィッシングメールの件名と内容
下記以外にもバリエーションが存在すると思って対処してください。
件名
・【三井住友信託銀行】お取引目的等の確認のお願い
・【重要】【SMBC信託銀行】「振込・振替」サービス制限のお知らせ
・【三井住友信託銀行】必ずご回答ください/お客様の直近の取引における重要な確認について
少し前は「三井住友銀行」で多数のフィッシングメールが出回っていましたが、今度は「三井住友信託銀行」です。
内容
フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール本文を抜粋(原文のまま)させてもらいました。
三井住友信託ダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
当社では、犯罪収益移転防止法に基づき、お取引を行う目的等を確認させていただいております。
また、この度のご案内は、当社ご利用規約第6条2項3に基づくご依頼となります。
お客様お客様の直近の取引についていくつかのご質問がございます、下記のリンクをアクセスし、ご回答ください。
お取引目的の確認
https://www.●●●●.smtb.jp.●●●●.com
以下省略
最もらしい適当な文言で綴られた内容ですが、よく見れば同じ単語が並んでいたり、他にも変な部分が見受けられます。
適当にコピペして継ぎ足して使っているので、このようなことになるのだと思います。
なお、「お取引目的の確認」とその下にある URL はそのままフィッシングサイトのリンクになっており、素人騙しの URL もそのままです。
公式サイトでの注意喚起
「三井住友信託銀行」を名乗る電子メールにご注意ください
https://www.smtb.jp/-/media/tb/important/pdf/230320-2.pdf
三井住友信託銀行の PC サイトのホームページ(インデックスページ)にアクセスして、注意喚起が目立つように記載されているのかを確認してみました。
イメージ画像とメニューが一体になったブロックのスグ下に以下の「重要なお知らせ」のブロックがあり、上記の注意喚起とそのリンクになっています。
何か気になるメール等を受信した際には、ホームページで確認することができそうです。
メールの内容が気になる場合
金融関係からなので、たまたまユーザーに届いてしまうと気になる方がいるかもしれません。
そんな方は、サービス名と特徴的な文言でネット検索してみましょう。
フィッシング詐欺に関連するような情報が見つからない場合でも、メール記載のリンクからアクセスせずに、以前自分でブックマークした正しい URL や、公式アプリ等の正式な別のルートから確認することを徹底しましょう。
まとめ
三井住友信託銀行をかたる詐欺メールに注意
このフィッシングメールについて
最近多くなっている「取引目的開示」等と称して送りつけてくるフィッシングメールです。
メールの内容が気になる場合
ネットで検索してみましょう。
詐欺情報がみつからなく、アクセスして確認する必要を感じてしまったら、以前アクセスしたことのある「別の正式なルート」から行ないましょう。
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