LMDE 3 “Cindy”は、Debian 9 “Stretch”をベースにしている「Linux Mint Debian Edition(LMDE)3」のことで、Cinnamonデスクトップ環境のOSです。
LMDEは、Linux Mintプロジェクト。主な目的は、Ubuntuが万一無くなるようなことがあった場合(Linux MintはUbuntuがベース)に、配布が可能な規模や作業量の確認などが目的のようです。
『LMDE 3 Cindy』のデスクトップはこんな雰囲気
以下の映像は、VirtualBox(Ver.5.2.18)にて起動・メニュー操作等の確認を行いました。
なお、メモリの割当は2GBに設定しています。
ソフトウェアレンダリングモードで起動しており、テストしているPCのCPUが非力なのと、VirtualBoxで起動しているため(さらに録画の負荷)なのか、少し操作の遅延を感じます。
しかし、このレベルですとメモリ2GB以上あれば、実機ならば問題が無いと思われます。
『LMDE 3 Cindy』について
LMDEは、Ubuntuは使用せず可能な限りLinux Mintと似ていることを目指すとしています。
また、LMDEにポイントリリースはありませんので、「3.○○」というような「.」がつくようなリリースはないということです。
システム要件(公式サイトより)
- メモリ:1GB(快適な使用には2GBを推奨)
- 空きディスク容量:15GB(20GBを推奨)
- 解像度:1024×768(これより解像度が低い場合、マウスが画面に収まらない場合は、Altキーを押しながらマウスをドラッグ)
64ビット版は、BIOSまたはUEFIで起動できます。
32ビット版は、BIOSでのみ起動できます。
すでにサポートがきれているWindows VistaクラスのPCで使えるでしょう。
ちなみに、VirtualBoxでメモリの割当を1GBに設定して起動状況を映像にしています。
メモリが1GBでも2GBでも、あまり差はないようですが、同じように操作の遅延を感じます。
また、LibreOfficeの起動から日本語入力までの状況を確認できますので、ご覧ください。
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ
https://blog.linuxmint.com/?p=3633
このページの下の方に、いくつものダウンロードリンクがあります。
32bit版ISOイメージの入手先
https://www.linuxmint.com/download_all.php
32bitの古いパソコンでも対応できます。
インストール用USBメモリの作成
UNetbootinで作成しましたが、特に問題もなく利用できました。
なお、USBメモリへの書き込み方法は、以下の記事を参考にしてください。
なお、インストールと日本語入力などにつきましては、別記事にさせていただきます。
まとめ
LMDE 3 “Cindy”は、Debian 9 “Stretch”をベースにしているCinnamonデスクトップ環境のOS。
LMDEにポイントリリースはありません。
最低システム要件
- メモリ:1GB以上
- 空きディスク容量:15GB以上
- 解像度:1024×768以上
ダウンロード
公式サイトダウンロードページ(64bit版)より
32bit版ISOイメージの入手先は別になります。
インストール用USBメモリ
UNetbootinにて作成し、問題もなく利用可能です。
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