去年(2017年)のある時から Windows 10 PCをシャットダウンしようとしたら、「他のユーザーがこのPCを使っています。このままシャットダウンすると、そのユーザーの作業内容が保存されない可能性があります。」(上の画像は加工して作っています)と表示されるようになり、まさかハッキングされているのかと不安になりました。
しかし、たまたまサインアウトし忘れたのかなと思って、なんとなく無理やり納得させたのですが、後日また同じ状況になり、これはまずい…誰かにハッキングされていると感じ、スグにLANケーブルを抜き、シャットダウンして、PCのスキャンからはじめました。
色々調べてみたもののPCに変なところは見つからず、仕方がないのでネットで調べてみると、その時の調べ方が悪かったためか、バグなので問題ないというような内容をみつけ、そのまま放置していました。
さらに、その時点から数ヶ月経過しても一向に収まる気配がないので、本気で調べることに…
結論から言えば
今回のケースは、Windowsが利便性を上げるために行っている行為ですが、セキュリティを気にする人からすれば、大変心配になります。
だって、自分しか使っていないPCで、誰か他のユーザーがいることになっているのですから…
もし、問題がなかったとしても、本当に問題が発生している時との区別がつくのかどうかが気になります。
この状態を回避するには、どうする?
通常この問題がおきるのは、1台のPCに複数のアカウントがある場合ですので、それらのWindowsアカウントで、この状態になる管理者権限のあるアカウント全てに同じ処置を行います。
なお、管理者権限のないアカウントでこの状態にはなっていませんが、そのような状態になるケースがあるかどうかは未確認です。
自動サインインを解除する
- スタートボタンから設定画面を開く
- アカウントを開く
- 左のメニューの「サインインオプション」をクリック
- 下にスクロールさせて、サインインオプションの「プライバシー」部分を変更する
- 「更新または再起動の後にサインイン情報を使ってデバイスのセットアップを自動的に完了します。」の部分が「オン」になっていると思いますので、ここを「オフ」にする
利便性と危険性は裏表
時間と手間を稼ぐために自動的にサインインをして、裏で作業をすすめるためのようですが、いつの間にかこのような状況になっており、気が付かなかったのは自分だけなのでしょうか?
気にならない人や気が付かない状態にある人は、問題が無いとは思いますが、1台のPCに複数のアカウントがある場合は、明らかに問題がありました。
使っていない管理者アカウントに勝手にサインインしている人がいるように表示されるのですから…
この状態を放置すれば、本当にそのようなハッキング状況に陥っても、いつものあれだから平気だとなって、普段から色々なリスクに、注意する気持ちが薄れてとしまいそうで、とても気になります。
まとめ
「他のユーザーがこのPCを使っています。このままシャットダウンすると、そのユーザーの作業内容が保存されない可能性があります。」と表示される。
今回のケースは、Windowsが利便性を上げるために行っている行為ですが、誰かに侵入されているようで大変気になります。
この状態を回避するには、自動サインインを解除します
設定 > アカウント > サインインオプション
「プライバシー」の以下の部分
「更新または再起動の後にサインイン情報を使ってデバイスのセットアップを自動的に完了します。」を「オフ」にします。
これで、ハッキングされているような不安な気持ちからサヨナラできますね。
自動サインインは、多少の時間節約にはなるでしょうが、リスクのほうが高い気がする方は、オフにしましょう。
コメント
ハッキングではなく
クラッキングな
匿名さんの言われる通り「クラッキング」です。
当初記事にするとき、クラッキングとしていたのですが、このブログを読まれる方にはハッキングとしたほうがわかりやすいかと思いあえてそのようにしました。
今後は違いが分かるかたもご覧いただけることを想定して、もう少し文言を検討していきます。