フィッシング詐欺は、技術レベルが多少低くても行え、人の心理につけこんでいるため同じやり方でも通用することから、増えていると思われます。
もちろん、新しい手法を取り入れている詐欺も発生しており、メール送信元や従来のURLを見て判断ができづらい状況も発生しています。
クレジットカード会社や銀行をかたる詐欺
個人で被害を受けやすいのが、クレジットカードや銀行、決済サービスで、これらのフィッシングサイトは増加傾向とのことです。
フィッシング詐欺の手口を見てみる
まずは、フィッシング詐欺の手口を見てみましょう。
動画で直接みることにより、イメージがわくと思いますので、同じような状況になる前に、気がつく可能性がたかまります。
以下は、詐欺対策アプリ「詐欺ウォール」のプロモーション動画ですが、実際にフィッシング詐欺にあう状況を見ることができます。
このアプリについては、何の確認もしておりません。あくまでも手口紹介の動画として掲載しています。
あなたはフィッシングの被害を受けやすい人か?
ちょっとしたテストで確認してみましょう。
町中で大きなビルの工事をしており、横の歩道を歩いていたら、前方で人が「危ない!」と言って走っていきました。
※周りには、自分以外で他の人はいません。
あなたは、あなた自身の過去の経験を踏まえて、次の中であればどのような反応をすると考えられますか?
1.急いで「危ない!」と叫んで走って行った人と同じ方向へ走る。
2.パニックになって動けない。
3.工事現場の横なので取り敢えず上、そして周りをみて状況を確認する。
これは、災害や緊急時の対応で生き残れるかのテストではありません。
あなたの緊急時における反応を確認するためです。
答え合わせをしてみましょう
このテストの事例が以下のような状況だった場合
1を選択していれば、被害に合ってしまう可能性が大ということでした。
2を選択していれば、被害を受けるかは微妙なところです。
3を選択していれば、状況を確認することで、間に合うかは別ですが逃げる方向を間違えないで済みます。
つまり、「え?」と思った時は、状況を確認することで回避できる可能性が生まれます。
フィッシング詐欺は、メールやSMSにて「重要」「緊急」(このような意味合いの事柄すべて)などの文言でターゲットをパニックにし、考える暇を与えず行動させるのが基本的なスタイルです。
振り込め詐欺と同じように、一度誰かに相談するなどの余裕を作ることで、詐欺にあうのを回避できる可能性が高まります。
※フィッシング詐欺のすべてが、パニックにさせて行動を抑制するような手法とはかぎりませんので、ご注意ください。「得する権利を喪失してしまう」というようなものもあり、記載のURLからしかアクセスできないようなイメージにすることもあります。
メールやSMSに反射的に反応しない
フィッシング詐欺で被害にあうのは、慌ててメールなどに記載されているリンクからアクセスしてしまうことです。
アクセスしてしまうと、本物そっくりな偽サイトに騙されてしまうかもしれません。
もし、気になることがある場合でも、そのメール文面のリンクからアクセスしないことです。
公式のアプリや自分で用意しているブックマークなどから、アクセスして確認すれば良いだけです。
まとめ
クレジットカード会社や銀行をかたるフィッシング詐欺が増加傾向
手口を見ておくと気がつくかも
被害にあう瞬間をみておくと、同じような状況で気づく可能性が高まりますので、動画などで確認しておきましょう。
被害を受けやすい人は反射的に動く人
ひと呼吸、落ち着いて対処する余裕を作ることで、詐欺にあうのを回避できる可能性が高まります。
万一、気になることがある場合
メールなどの文面にあるリンクからアクセスしないで、公式のアプリや自分で用意しているブックマークなどからアクセスしましょう。
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