Googleのサービスや、各種ネットサービスのアカウントを仕事とプライベートで分けたりするために、ブラウザーでアカウントの振り分けを行っていたりすると思います。
しかし、同じブラウザーで、アカウントを切り替えながら作業を行う行為は、普段なら問題なくても、忙しかったり、眠かったり、お酒を飲んでいたりすると、ふと間違ったアカウントで対応してしまうことがあるでしょう。
まあ、それでも普通は問題ないと思いますが、なかにはプライベートで行うべきツイートを、ビジネス用のアカウントで間違ってツイートし、あとで問題になったりすることも…
さらには、取引先も多くないのに、仕事兼用で使っていたPCで、間違ってプライベートのシグネチャーの入ったメールを送ってしまったりと、ブラウザー以外でもちょっとした時に、色々なリスクが隠れています。
そんな、ケアレスミスを少しでも減らすために、単純で安全な方法をご紹介します。
複数アカウントで対応する
ブラウザーの複数アカウントではなく、Windows OS自体のアカウントを複数作ります。
もちろん、Windowsだけではなく、Linuxなどでも可能ですが、ここではWindowsで進めていきます。
まずディスクの空き容量を確認
アカウントを追加作成するには、HDDの空きスペースがある程度必要になりますので、最初にどれぐらいあるのかを見ておきます。
エクスプローラーで、Cドライブの空き容量を見て、半分程度空いていれば、1個アカウントを追加可能、2/3程度空いていれば、2個アカウントが追加可能という感じで、ザックリみれば良いと思います。
とりあえず、1個のアカウント追加で試してみてください。
アカウントの分け方
個人なら、「ビジネス」と「プライベード」、さらに「SA(シークレットアカウント)」とかも面白いかもしれません。
個人事業主の方なら、空き容量にもよりますが、下請け的な仕事で取引先があまり多くないのなら、取引先別に「A社」「B社」「C社」「他」というような感じでも良いかもしれません。
メリットとデメリット
どんなに便利なことでも、デメリットはありますので、メリットとデメリット、それに対応策も考えています。
メリット
メリットは、ちょっとしたミスが減りますし、ブラウザーやメーラー他のアカウントを管理、運用していくことが簡単に出来ます。
たとえば、SNSをブラウザーレベルで複数アカウント対応していると、つい間違うこともありますが、Windows上でアカウントを分ける(デスクトップの背景なども別々にする)ことで、より間違えにくい状況になります。
また、先ほどの個人事業主レベルのアカウント分けの場合は、取引先のデータをアカウント別に管理するのが容易ですので、間違って違う取引先のデータフォルダに入れてしまうとか、重要なデータを違う企業に送ってしまうようなケアレスミスはなくなります。
デメリット
これは、単純にアカウント間のデータのやり取りが、簡単に出来ない(手間が増える)ということです。
その結果、ケアレスミスがなくなるのですが、人によっては安全になったけど、すごく面倒になったと思う方もいると思います。
対応策
データ等のアカウント間の移動が必要な場合は、パブリックアカウントを通じてやり取りします(一度パブリックアカウントのフォルダに移動させる)。
Windows 10の場合、パブリックアカウントはC:\Users\Publicにありますので、「パブリックのドキュメント」フォルダなどのショートカットを、作ったそれぞれのアカウントのデスクトップにでも置いておくことで、アカウント間のデータのやり取りに使えます。
つまり、ひと手間ふた手間かかりますが、PC内で対応できますので、ネットワークストレージなどを通さずに処理できます。
ただし、すぐに別アカウントで何らかの処理を行う場合は、一度別アカウントを立ち上げるので、その手間はかかり、作業のやり方を考える必要があるとは思います。
アカウントの作り方は簡単
メニューの「スタートボタン」→「設定」をクリック
Windowsの設定画面で「アカウント」をクリック
左メニューの「家族とその他のユーザー」で「他のユーザー」にある「+」でユーザーを追加します。
指示にしたがって、必要項目を入力して、アカウントを作成します。
まとめ
ブラウザーレベルでアカウントを複数運用するのではなく、OS自体のアカウントを複数作成
アカウントの分け方
個人なら
- ビジネス
- プライベード
- SA(シークレットアカウント)
など
個人事業主の方なら、取引先別に
- A社
- B社
- C社
- 他
など
都合に合わせて色々作れば良いでしょう。
メリット・デメリットそして対応策
メリットは、ちょっとしたミスが減ります。
デメリットは、単純にアカウント間のデータのやり取りが簡単に出来ないことです。
対応策は、データ等のアカウント間の移動が必要な場合は、パブリックアカウントを通じてやり取りします。
不便な点もありますが、安全・安心には必要です。
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