フィッシング対策協議会では、「給付金の申請を装った東京都水道局をかたるフィッシング(2023/12/14)」の報告を受けているとして注意を促しています。
2023/12/14 16:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中だそうです。
また、類似のサイトが公開される可能性にも注意とのことです。
フィッシングメールの件名と内容
下記以外にもバリエーションが存在すると思って対処してください。
件名
・水道料金の延滞注意です
・水道料金の未払い通知です
・水道料金の滞納についての通知
・水道料金の未払いに関するお知らせ
・重要:水道料金の延滞が生じています
・お知らせ:水道料金の未納が発生しています
・お知らせ:水道料金の滞納が発生しています
・未納確認:水道料金のお支払いが遅れています
・未納注意:水道料金のお支払いが滞っています
・未納通知書:水道料金のお支払いが未了です
・滞納警告:水道料金の未払いにご注意ください
・滞納警告書:水道料金の未納についてのお知らせ
ライフラインに関係するメールですと、一瞬慌ててしまうかもしれませんが、基本的にはフィッシングと考えて落ち着いて対応しましょう。
内容
フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール本文を抜粋(原文のまま)させてもらいました。
東京都水道局
拝啓 お客様
この度は東京都水道局をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のアカウントには未払いの水道料金がございますことを確認致しました。
サービスの中断を避けるため、早めにお支払いいただけますようお願い申し上げます。
お支払いは以下の方法がございます。
・オンラインでの支払い
以下省略
冒頭の「東京都水道局」はロゴになりますので、HTML形式でメールを表示していると、このフィッシングメールが少し本物っぽく見えるかと思います。
文章にはおかしな表現がありますが、なんとなくサラッと読めてしまうので注意しましょう。
引用文最後の「・オンラインでの支払い」はフィッシングサイトへのリンクで、下記URLになっています。
https://www.●●●●-waters.com/ など
公式サイトでの注意喚起
水道料金に関する不審メールについて
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/press/r05/231213-02.html
公式サイトにアクセスして、注意喚起がわかりやすいかの確認をしてみました。
pcサイトのトップページでは、中段辺りまで下へスクロールすると「プレスリリース」があり、そこに「12月13日 水道料金に関する不審メールについて」との記述と前述ページへのリンクがされていました。
メールの内容が気になる場合
サービス名称と特徴的な文言でネットで検索してみましょう。
万一、フィッシング詐欺に関連するような情報が見つからない場合でも、メール記載のリンクからアクセスせずに、以前自分でブックマークした正しい URL や、公式アプリ等の正式な別のルートから確認することを徹底しましょう。
まとめ
東京都水道局をかたる詐欺メールに注意
このフィッシングメールについて
ライフラインに関係するものは、気になってメールを開いてしまう方もいるとは思いますが、不用意リンクからアクセスしないように注意しましょう。
メールの内容が気になる場合
ネットで検索してみましょう。
詐欺情報がみつからなく、アクセスして確認する必要を感じてしまったら、以前アクセスしたことのある「別の正式なルート」から行ないましょう。
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