今回は体験談をお話したいと思いますので、どこぞの博士が申したことを取り上げるのではなく、経験をまとめました。
まず、ネット全体の情報から肯定派と否定派比率を推測
「速読 効果あり」で検索すると、業者もあると思いますので、当然のように多いのですが、約 1,290,000 件(google)ありました。
もちろん、このキーワードでも否定的な内容になっているものもあると思います。
そして、「速読 効果なし」で検索すると、約 438,000 件(google)ありました。
こちらは、ほとんど否定的な内容と推測します。
まあ、全体をみると、肯定的かな?と思える情報と、否定的と思えるものの比率は、3:1程度になります。
ここはざっくりとですが、実際には業者がいるわけですから、これほどの差はないと思います。
実際に速読トレーニングをしてみた
個人による差はありますので、ご了承ください。
- 眼筋を鍛えるタイプの速読
- 本をページをそのまま写真のように読み取るタイプの速読
この2つの速読(厳密に両方とも速読と表現してよいのかわかりませんが…)教材を購入するなり書籍を購入し、自分なりにきちんとトレーニングをしました。
その結果は、それなりに早く読めるようにはなりましたが、長期記憶になりません。
つまり、読んだ瞬間は覚えているのですが、理解していないような感じです。
イメージとしてですが、英語を聞いて英語の文章はわかるけれど、意味が理解できないというような感じです。
たとえば、「I have a pen.」というのはわかるけど、それがなんだかわからないということです。
眼筋を鍛えるタイプは、とにかく必死に早く読んでいたので、時間が経つと早く読んだことが一番記憶に残っている感じです。
写真のように読み取るタイプは、1のタイプを更に早くした感じになってしまい、うまく実践出来なかったのではないかと思います。
そして、気がつけば苦しい読書なので、いつのまにかゆっくりになってしまっている状況でした。
本当に効果がないのか?
これは個人による差や、何を速読するのかにもよると思われます。
例えば、効果があると自分で感じたものがあります。
- 復習をするような内容の文章
- ある程度の知識がすでにある内容の文章
これらの場合は、すでにある程度の知識や情報を持っていますので、いわゆる斜め読み的な確認で、それなりの情報を吸収することが可能だと感じました。
この場合は、多くの人がそうだと思いますので、当然なのかもしれませんが…
人や状況にもよる
ここからは全くの推測ですが、読書好きの人は、多分速読が得意ではないと思います。
情報を多く取り込みたいという欲望があっても、読書を楽しみたいと思っているひとも多いでしょう。
しかし、読書が嫌いな人は、要点やポイントだけ拾って読よみたいと思うでしょう。
たとえば、読書感想文を書くとき、本を指定されるので、読書がつまらないものになってしまい、それこそ最初と最後をしっかり読み、全体的に斜め読み的にざっと読んで、適当に感想を書いていました。
これは、ある種の速読のようですが、小説ではなくても本を楽しみたいので、自分には向いていないという結論に至りました。
まとめ
実際に速読トレーニングをしてみたのですが、個人的には、ある一部の利用方法以外には、効果がありませんでした。
トレーニングをした結果は、それなりに早く読めるようにはなりましたが、記憶に定着しない感じです。
後日、一番思い出すのは、内容よりも早く読んだという事実でした。
ただし、ある程度の知識がある内容の文章や、何かの復習の場合は、効果があったように思います。
当然といえば当然なのですが…
結論としては、使い方によってはそれなりの効果があったけれど、個人的には読書を楽しめなかったということです。
あくまでも、個人的な感想ですのでご了承ください。
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