最近はフェイクニュースばかりでなく、フェイクレビューも話題になっています。
通販においては、以前からフェイクまがいのレビューを依頼するネットショップがあったりしました。
購入時にレビューをすると割引とか…まだ使ってもいない時点で、本来は接客対応でしか評価ができませんが、それでも安くなるということで、適当なレビューをする人がそれなりにいました。
なかには、「まだ使っていないので、期待を込めて★4つ」と書き込んでいる人がいたりします。
まあ、この場合は嘘はつきたくないけど、割引してほしいということがはっきりとわかります。
投稿レビューにフェイクは付き物
最近の大手通販サイト(モール)では、ライバル店を蹴落とすためにフェイクレビューなどの攻撃が行われていると聞きます。
さらに、フェイクレビューを専門に行う企業すらも存在しますので、迂闊にレビューを信じることもできなくなってきています。
医療のレビューについての実体験
とある個人の内科病院のレビューをレビューサイトで見て、近所だし評判もよさそうだし、以前もかかったこともあったので安心して受診しました。
ところが、以前のドクターとは異なり、若い人に変わっていたので(病院の看板や診療項目は変化なし)、息子さんに代替わりしたのかと勝手に解釈して、病院の評価と違う印象(前のドクターならレビュー通りの印象)でしたが、そのまま診察し薬を貰ってかえりました。
しかし、その薬が全然効かなく、次の診察日になっても全然改善しておらずむしろ悪化していたので、同系列の強めの薬に変更されました。
なんか薬が合わない、効かないような気がしていましたが、さらに数日試してもダメでしたので、今度は違う病院を探していきました。
結果として、誤診と言ったほうが正しいと思いますが、新しい病院のドクターは誤診とは立場上言えなかったと思います。
そして、まったく違う種類の薬をもらいスグに治癒しました。
結果論ですが、レビューが正しければ、その病院には行かなかったはずです。
このケースは、レビュー掲載側も想定外かもしれませんが、ドクター(もしくは経営者)が変わったことで、まったくいままでの評価と異なる状況になってしまっていたということです(人気のあった中古ドメインを買って、別のサイトを立ち上げたような感じですよね)。
以前受診したことがあるので、フェイクレビューというより、情報が古かったのかもしれませんが、初めての受診だった場合は、完全にフェイクレビューになってしまいます。
じゃあどうする?
対象によっては同じようにはいきませんが、以下のようにしてみると少しは状況がわかります。
- レビューは参考程度に留める
フェイクがある前提で見ておく - 検索エンジンで幅広く個別に対象物をさがしてみる
実際に利用した人のブログなどがあれば参考にする - ツイッターや掲示板でも個別に対象物をさがしてみる
良い情報や悪い情報、さらに掲示板でのファンやアンチのやり取りをみる - 就職情報や転職情報を見る(大きめの企業などの商品やサービスの場合)
退職者のアンケートなどで状況が見えることもある
あくまでも、レビュー以外で情報を見つけられる可能性について書いていますが、対象によっては全く見つけられないことがあるかもしれません。
レビューで大方決めてから、最後にネット全体を確認するだけでもだいぶ違うとは思います。
まとめ
どんなものでもあるフェイクレビューに要注意
- ライバル店を蹴落とすためにフェイクレビューなどの攻撃がある
- フェイクレビューを専門に行う企業すらも存在する
じゃあどうする?
レビュー掲載サイトや通販サイトのレビューコーナーなど閉鎖空間のなかでは、フェイクレビューを投稿しやすいですので、誘導されてしまう可能性があります。
でも、ネット全体はコントロールできませんので、個別に商品や対象について情報を幅広く検索することで、実情が見えてきます。
一番おもしろかったのが、病院のサイトで自画自賛かと思うような怪しいレビューがいくつかあって、掲示板でみるとボロクソになっているところがありました。
実はレビューを見てその病院にいったのですが、嫌な思いをしたのでネットを検索してみたら、掲示板に体験したとおりの内容が書かれていたということです(前述の体験とは別の歯科医院)。
コメント