去年「信号機のない横断歩道で9割以上の車が止まらない」というニュースがあり、その日だったと思いますが、こんなことがありました。
その日は、ショッピングモールで買い物をして、夜の帰り時間で、たしか21時ごろだったかと思います。
ショッピングモールの出口付近の横断歩道で、ショッピングモール側でない方に、母親と10歳位の子供が横断歩道に面して横並びで立っていました。
「信号機のない横断歩道で9割以上の車が止まらない」というニュースがあったからではないのですが、いかにも渡りそうな雰囲気でしたので、ルール通りに停車しました。
すると、子供が母親の後ろの方に移動したので、どうしたのかと思ったので、母親の方を見たのですが、ひたすらスマホをいじっているだけで渡る素振りもありません。
仕方がないので、さらに5秒程待ってゆっくり横目で母親を見ながら、飛び出しても停止できるスピードで通過しました。
これじゃ止まらない車も多くなるよなって思ってしまったのですが、どちらが先かと考えると「車が止まらない」方が先かと思い直しました。
JAFの調査によると
JAFは、2018年8月15日(水)~9月13日(木)に全国で調査を実施し、その結果を公開しています。
- 各都道府県2箇所で全国合計94箇所
- 信号機が設置されていない横断歩道
- 通過する車両を対象(11,019台)
- 歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止の有無を調査
詳しくはJAFのホームページから
調査3年間の推移
JAFは2016年から毎年、同じ時期に調査を行っています。
- 2016年 7.6%
- 2017年 8.5%
- 2018年 8.6%
調査場所は非公表で、同じ場所で行っているのかわかりませんでした。
この3年越しの調査結果からみると、法的に強化されるか、大々的に告知しないと、今後もあまり変わらない結果になりそうです。
ナゼ止まらない…理由は?
JAFは、「一時停止しない(できない)と考えられる理由」をアンケートで調査しています。
- 自車が停止しても対向車が停止せず危ないから:44.9%
- 後続から車がきておらず、自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから:41.1%
- 横断歩道に歩行者がいても渡るかどうか判らないから:38.4%
- 一時停止した際に後続車から追突されそうになる(追突されたことがある)から:33.5%
- 横断歩道に歩行者がいても譲られることがあるから:19.9%
※上位5つの理由を掲載。また、複数回答のため、合計は100%を超えます。
理解できるものの…
用意されている理由に答えるという形のようですが、この理由を見て納得してしまうのは、自分がドライバー側にいるからでしょうか?
でも、5番目の理由は自分が歩行者の場合に、まさにそのとおりなので、そんな状況にならないように歩く速度を変えて、横断歩道の手前で調整しています。
しかし、歩行者がいるのに一時停止をしないと、実際には道路交通法違反で、反則金や違反点数が科せられます。
ちなみに、2017年度の検挙数は、14万件以上とのことです。
まとめ
信号のない横断歩道…9割以上の車が止まらない
JAFは、2018/8/15~9/13に全国で調査を実施し、その結果を公開
調査は各都道府県2箇所、全国94箇所で信号機が設置されていない横断歩道で行い、一時停止した車は、8.6%という結果になりました。
調査3年間の推移(2016年から毎年、同じ時期に調査)
7.6%→8.5%→8.6%
止まらない…理由は?
歩行者がドライバーならば、納得できそうな理由でしたが、高齢者や子供、障害がある人などもいるので、そういうワケにもいかないでしょう。
歩行者がいるのに一時停止をしない場合
道路交通法違反で、反則金や違反点数が科せられます(2017年度の検挙数は14万件以上)。
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