明日はいよいよエイプリルフールで、ウィットに富んだジョークを流す企業やメディア、さらには個人のSNS等があると思います。
しかし、逆にジョークとは取られずに批判や謝罪に追い込まれてしまう企業もあります。
インターネット以前であれば、メディアが限られているので、エイプリルフールで嘘情報をながしても上手いジョークとか上手くないと言うレベルで済んだのかもしれませんが、今は情報もアーカイブ化されたり、古い情報も長期間残っているので、エイプリルフールネタと気づかずに、再び形をかえて世にでてしまうこともあります。
マイクロソフトは禁止にした
社内向けに「得るものよりも失うものの方が大きい」として、エイプリルフールにはいかなるイタズラも行わないように依頼しています。
過去のエイプリルフール騒動
ジョークの規模についても、簡易なものから大きな労力をつぎ込んだものまで存在し、公式サイトにおいては、個人発から大手企業発まである。時に、閲覧者から嘘の情報の内容についての問い合わせが来ることもある(BBCの「ビッグ・ベンのデジタル化、およびそれによる時計針のプレゼント」(1980年、2008年)「ペンギンが空を飛ぶ」(2008年)など)。
なお、かつては通信社が配信した嘘記事を、日本の新聞社が本当のニュースとして掲載したことがあった。1995年には「ドイツの哲学者ユルゲン・ハーバーマスが初の小説『山々の彼方に』を出版する」という記事が朝日新聞にニュースとして掲載された。しかし、出典元のフランクフルター・アルゲマイネの記事がエイプリルフールの冗談であったとして、後に記事を撤回した。2005年に日本の東京新聞が掲載した「スマトラ沖地震の余波で沖縄南端に新島が出現」という記事を、韓国の京郷新聞がニュースとして掲載するなど、別のメディアが情報元を真に受けてしまった事例もある。
つまり、意図せずにフェイクニュースを流したことになってしまいます。
ネット時代の問題も
最近では、都合よく一部分をきり取りとられた情報が飛び交っています。
誰かの発言を利用したいところだけ切り取り、全体を知れば違う意味合いだったりします。
また、技術をあまり必要とせずに画像を編集することができるようになってきていますので、3人で撮った写真も2人だけの写真にできたりします。
このあたりを組み合わせると簡単にジョークやフェイクがつくれてしまうことでしょう。
それに、インターネット以前とはことなり、過去の各種情報を誰でも見ることが出来る状態にあります。
そのため、何かについて調べていたら、過去のとんでもないことに気がついた……などとしてエイプリルフールネタに踊らされることもあります。
暗にエイプリルフールだからといって、嘘ニュースが流れると、SNSなどの共有により意図せずともやり方によってはもはや、カオスレベルでは済まないかもしれません。
なお、これらのことはボディブローのように、後からじわじわ効いてくるタイプのものも有りますので要注意ですね。
まとめ
エイプリルフールは今のネット社会じゃお騒がせに
フェイクも横行している中で、たとえエイプリルフールネタだとしても少し考えさせられます。
マイクロソフトは禁止に
社内向けに「得るものよりも失うものの方が大きい」として、エイプリルフールネタは禁止(お願いだそうです)
過去にあったエイプリルフール騒動
通信社が配信した嘘記事を、日本の新聞社が本当のニュースとして掲載したり、またその逆もありました。
ネット時代の問題も
- 都合よく一部分だけを切り取り情報を利用
- 画像を編集が簡単になるアプリもあるし、技術があればなんでもできる
- 写真だけの検索もでき写真の独り歩きが起こる
- 過去の各種情報を誰でもみることができる
- SNSなどの共有機能で嘘情報も独り歩きができる
これらの事全てにいえますが、おかしいと思ったらニュースソースを確認する癖を……しかし、おかしいことも気が付かないなら無意味ですね。
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