最近は、インターネットの掲示板やチャットなどで、言いたい放題書き込みを行う人はいなくなっています。
それでも、たまに掲示板に書き込んだ内容により、威力業務妨害などで逮捕されたなどと、ニュース報道されています。
基本的なことがわかっていない?
掲示板やチャットなどに書き込みをしなくても、単純にアクセスしただけで、パソコンなどのOS、ブラウザーの種類やバージョン、そしてアクセスに利用しているプロバイダー(地域を含む)、IPアドレスは簡単に取得されています。
当然アクセスした時間も取得されますので、もうこれだけで、個人を特定することがほぼ可能になってしまいます。
すくなくとも、アクセスしている端末は特定できます。
たしかにプロバイダーは明かさない
プロバイダーは、簡単にアクセスしているユーザーを教えてくれません。
以前、仕事上でしたが、あまりにひどい相手に対して、プロバイダーに連絡したことがあります。
当然、その相手の情報を教えるわけもありませんが、一方的に相手のアクセス情報をこちらから伝え、「これ以上なにかあれば、訴え出て情報の開示請求する」と話して、電話を切りました。
その連絡を行って以降、何もおきなかったので、あくまでも想像ですが、プロバイダーがなんらかの対応をしたのかもしれません。
匿名にアクセス出来ないわけじゃない
なかには、「匿名でアクセスできるじゃないか」と言う人もいるかと思います。
たしかに、そのような仕組みはありますが、そのようなシステムを利用すること自体が、逆にリスクになることもあります。
たとえばリアルで考えると、警察官が巡回中、サングラスにマスクをした人がいたら、別に悪いことをしていなくても注目するのではないでしょうか?
いくら監視カメラが街中にあるからと行って、プライバシー保護のためでも、そのような格好で歩くと、逆に注目された上、もし近所でなんらかの犯罪がおきていたら、まっさきに職務質問されてしまうかもしれません。
そう思うと、ネットやアプリなどでプライバシー軽視の現在において、匿名性を守ってアクセスすることも必要に感じますが、それらのシステムを利用するための準備で、逆に目立ってしまっても藪蛇です。
あなたが思っているとおりの仕組みとは限らない
最近多い、ネットショップなどでのチャット対応について、AIが対応してくれる場合は、わかるのですが、人間が対応する場合でも、すごく早く返事が来ると思いませんか?
これは、フォームに書き込みエンターを押す前に、すでに相手側にデータがリアルタイムで届いている為だそうです(すべてそのようになっているとは限りません)。
何度も、間違えたり、言いにくいことを色々表現を変えたり、色々書き込んで最後にやめたりしても”モロ”にバレています。
いやー恥ずかしいですね…
まあ、悪意があることではないので、良いのですが、普通の人は、書き込んだ後にエンターを押すと、その時点で相手に届くと思うでしょう。
だから、クレームなどを怒りにまかせて、脅しまがいの言葉まで書き込んで、最後にやめた…だから問題ない?としても…ちょっと気になりますよね。
つまり、インターネット絡みの世界では、常識が常識ではない可能性があるということです。
まとめ
インターネットでのアクセスで、基本的なことがわかっていない?
掲示板やチャットなどに書き込みをしなくても、単純にアクセスしただけで身元がわかります。
問い合わせてもプロバイダーは明かしませんが…
しかるべきところが開示請求すれば、当然教えます。
そうはいっても匿名にアクセス出来ないわけじゃない
そのような仕組みはありますが、それらのシステムを利用するための準備は、通常匿名で行なえません。
あなたの常識とは違うネットの仕組み
ネットショップなどでのチャットは、エンターを押す前に、すでに相手側にデータがリアルタイムで届いていますので、色々わかってしまいます。
インターネット絡みの世界では、常識が常識ではない可能性があります。
コメント