以前、さらっと触れただけのLinux Mintですが、OSの人気やネット上の情報量などからみると、ここでの情報が少ないので少し気になっていました。
今回は、「Linux Mint 18.2 “Sonya”」について、各種エディションにの違いや選ぶポイントについて、まとめてみました。
Linux Mint 18.2 “Sonya”についてはベータ版の情報が下記にありますので、よろしければご覧ください。
Linux Mintには4つのエディション
UbuntuベースのディストリビューションであるLinux Mintには、Cinamon、MATE、Xfce、KDEの4タイプのデスクトップ環境の違いがあります。
どれを選んだらいいいのか迷う前に、古いPCで使いたい場合にはシステム要件の違いがあるので、まず最初に確認しておく必要があるでしょう。
Cinamon、MATE、Xfceの3つのエディション
システム要件
- RAM:1GB(2GBを推奨)
- ディスク容量:15GB(20GBを推奨)
- 画面解像度:1024×768
KDEについては、RAMだけが2GB必要になり、それ以外は同じです。
つまり、軽さを求める必要のある古いPCで利用する場合は、選べないエディションとなります。
- Cinnamon:最新で革新的なフル機能のデスクトップ環境
- MATE:より安定して、軽めなので無難な印象
- Xfce:最も軽量でシンプル、古いPCでも対応可
- KDE:スペックが必要で、好き嫌いがあるかも?
エディションの違いは、機能やパフォーマンス以外にも、メニュー、パネル、設定ツールが異なります。
試してみるWindows PCは、32bitか64bitか?
Windowsでの確認方法は以下のマイクロソフトサイトにあります。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/958406
もし、間違えて異なるbit数のOSを用意して、ライブ起動しようとしても、起動できないという以外には、全く問題はありません。
それぞれのデスクトップとメニュー表示
以下の各エディションについて、ライブ起動で日本語化はしていませんが、デスクトップとメニューについての映像になります。
なお、VirtualBoxにてメモリーを2GBを割り当てていますが、録画により本体PCのリソースを消費し、VirtualBoxにも多少の影響が出ています。
そのため、各エディションの違いで、動きが若干スローに変わってきていますので、軽さの違いの見極めにも役立ちます。
Cinnamon
MATE
Xfce
KDE
まとめ
Linux Mint 18.2 “Sonya”の各種エディションについて
Linux Mintには、Cinamon、MATE、Xfce、KDEの4タイプのデスクトップ環境の違いがあります。
Cinamon、MATE、Xfceの3つのエディションのシステム要件
- RAM:1GB(2GBを推奨)
- ディスク容量:15GB(20GBを推奨)
- 画面解像度:1024×768
KDEは、RAMだけが2GB必要、それ以外の同じ
古いVistaレベルのOSが入っていたPCならば、XfceかMATEになります。
尚、それぞれ機能やパフォーマンス、メニュー、パネル、設定ツールが異なります。
32か64かそれが問題?
もし、あなたのWindows PCのbit数が不明な場合は、マイクロソフトで確認方法を示していますので、ご確認ください。
また、間違えても起動しないだけで、PCに問題が起きることはありません。
Windowsとは異なり、無料のOSですから、PCのスペックが許せば問題が無いので、ひとつに絞り込む必要もなく、まずどんどん試して使ってみましょう。
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