これは自分自身で実践して感じたことですので、一般的な速聴と言われるものの効果を、評価するものではありません。
速聴との出会いは、英語のリスニングを自分自身で早く聞くことで、勉強時間の短縮をしようとしたことが始まりでした。
4倍速プレイヤーが高価だった
その当時は、今と違いインターネットもありませんので、フリーソフトなるもは基本的にありませんでした。
そんな中、速聴可能なプレイヤーは非常に高価でしたので、仕方なく教材の方を自分でカスタマイズして、2倍速と2倍速×2倍速で4倍速の教材を作りました(倍速までは可能だった)。
でも問題が発生し、「キュルキュル」なっているようなテープを早送りする感じの音質で、聞き取りにくい状況になっていました。
そのため、2倍速をメイン(2倍速まではなんとか耐えられる音程)で使っていました。
2倍速での効果はあったのか?
効果としては、あまり英語ができるようになったとは言えませんが、不思議なことに英語に対して、違和感がなくなりました。
また、外国人に対して、苦手意識もなくなったのも事実です。
YouTubeで2倍速を利用
その後、10年以上経過し、特にこの数年YouTubeが流行ってきましたので、最近はいろいろな情報をYouTubeからも取るようにしてきました。
しかし、動画は内容をすべて見ると、相当時間がかかるので、2倍速にして一気に聞いています。
そしてYouTubeでは、音程を調整してくれているようで、キュルキュル感はありませんので、とてもおすすめです。
早く聞くと忘れない…!?
これは自身の経験についてのことですので、すべての人が同じなのかわかりませんが、以下の例をご覧ください。
例えば、6m幅の道路を時速10Km位で走行して、その後に道のことを聞いても、意外と覚えていないのではないかと思います。
しかし、同じ6m道路を時速40Kmで走行したら、花屋の前に止まっていた自転車が邪魔だったとか、パン屋の前の子どもが飛び出すんじゃないかとヒヤヒヤしたなど、いろいろ覚えているのではないでしょうか?
そんなことはない、逆だと言われるかもしれませんが、6m道路を40Kmで走るのは、集中しないと危険なので、集中力が必要です。
そのため、ちょっとしたことでも記憶している場合が多々あります。
違う表現をするならば、なんらかの対処可能な負荷がかかる状況だと、記憶しているケースが多くなるということです。
しかし、負荷のかかりすぎは、逆に無我夢中で何がなんだかわからなかったとなってしまうでしょうが…
早く聞くだけじゃダメ
そうです早く聞くから忘れないというのではなく…
- 早く聞いて理解するには
- 集中していないと理解できないので
- 集中して取り組むことで
- 結果として理解度が増し忘れない
ということだと思っています。
ここで、英語の速聴の話に戻りますが、英語のリスニングの場合は、聞き流していたので、集中していたのではなく、耳や脳を慣らしていたということではないかと思います。
集中力が足りなかったのは、自分の責任で教材や速聴の問題ではないと思われます。
尚、MP3などの音声ファイルを、音程を変えずに2倍速以上の速度で聞くことのできるフリーソフトについては、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
速聴との出会いは、英語のリスニングで、2倍速をメインで聞いていました。
効果としては、英語に対して、違和感がなくなり、外国人に対して苦手意識もなくなりました。
経験的に「早く聞くと忘れない…!?」
なんらかの対処可能な負荷がかかる状況だと、集中して取り組む必要がでる。
しかし、負荷のかかりすぎは、逆に無我夢中で何がなんだかわからなかったとなってしまう。
早く聞くから忘れないというのではなく…
早く聞いて理解するには→集中していないと理解できない→集中して取り組む→結果として理解度が増し忘れない
前述の英語のリスニングの場合は、聞き流しているだけで、耳や脳を慣らしていたに過ぎない…集中力を持って取り組んでいなかった自分の責任です。
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