Windows 10はDefenderで守る…他のセキュリティソフトは不要か?

何でもそうですが、パソコンにおいて使う環境や使い方は、人それぞれですので、セキュリティソフト選択も、これが絶対正しいというモノは、ないと思います。

しかし、よりベターなモノは存在しますので、今回はWindows 10に標準装備されていて、使っている人が少なそうなセキュリティソフトWindows Defenderについて考えてみます。

今回は、細かなデータを取り上げるのではなく、「ところでどうなの?」という問いにお応えできればと思いまして、現在3台あるWindows10のPCの内、1台をテストしています。

本来もう少し様子をみてからのほうが、良いような気もしますが、ニュースもありますので、現時点の状況を忘れないうちに記事にしました。

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Windows Defenderは無料ですが…

バックグラウンドで動作して、ウイルス、スパイウェア、その他のマルウェア等から保護でき、なんらかのアクションが必要なときに通知されます。

他の無料のアンチウイルスソフトと同様ですが、Windows Defenderが低レベルということではありません。

たとえば「“Real-World”Protection Test 」というセキュリティソフトを比較するレポートがありますが、それを見ると大まかな他の製品との比較がわかります。

結果からみますと、データの年度によっても異なるので、いつのデータを見ているかで状況が変わってしまいます。

2016年のデータはイマイチでしたが、2017年ではまあまあだったという感じです。

もともとマルウェア等に対する防御能力は、数%内の攻防ですので、興味のあるかたは、英語ですが以下を参照してください。

https://www.av-comparatives.org/wp-content/uploads/2017/07/avc_prot_2017a_en.pdf

 

Windows 10 Creators Update で機能充実

いろいろと充実している部分はありますが、最近話題になっているランサムウェアを、阻止できる機能が追加されています。

「コントロールされたフォルダー アクセス」機能でデータを保護

承認されていない暗号化を阻止しますので、気がついたらランサムウエアに感染して、データが暗号化されどうにもならないということにはなりません。

またこの機能は、「Windows Defender セキュリティ センター」から簡単に有効化することができます。

 

この一週間でわかったこと

ランサムウエア対策

安心できる反面、最初は使いにくい状況に陥ってしまいました。

アカウントを使い分けており、AアカウントでBアカウントとCアカウントのファイルを操作して、単純に保存していたのですが、なんと管理者権限があるアカウントで、エラー頻発になり保存できませんでした。

つまり、ランサムウエア対策は有効だということですが、除外指定をいくつかする必要がありますので、使い始めは少し面倒です。

ただ、安全とコストを考えれば、現状コストパフォーマンスは良いと思われますので、文句は言えません。

誤検出

「Lhaplus」や「Tera Term」などのソフトウエアについて、ウイルス・マルウェアの誤検出が相次いて起こっているとのニュースがありました。

現状、これらのソフトウエアのウイルス・マルウェアの誤検出は、対応ができているようですが、今後少しの間いろいろあるかもしれませんね。

高度なスキャン(フルスキャン)

現在のテスト環境においては、とにかく時間がかかり過ぎる気がします。

同じ環境のアバストと比べると3倍ぐらいは、遅いような感じです。

その他気がついたこと

無料版の他社のセキュリティソフトを使っていると、最近セールスが多くなったようで困っていたのですが、Windows Defenderに変えてから一切ないので、最高に良いです。

特に急いでいる時や、集中している時に、ポップアップが出てセールスされると作業効率がガタ落ちなので、Windows Defenderは基本機能以外でも非常に助かります。

 

Windows Defender今後も使う?

現在テストで使用しているパソコンは、比較的に危なそうなサイトを見ることが多く、メールもGmail以外では、このパソコンを使っていますので、割とリスクの高いWindowsパソコンです。

そのためブラウザーは、javascriptを基本的にオフにしており、まともに見れないときもありますので、その都度オンにして対応しています。

ただ、銀行へのアクセスやクレジットカード番号の入力などは、このパソコンで一切行いません。

このような利用状況ですので、Windows Defenderのテスト利用には適していると思われます。

当然このまま使い続けたいと思わせてくれますし、また機会があれば記事にしたいと考えています。

 

まとめ

Windows Defenderは無料ですが、他の無料のアンチウイルスソフトと比較して、低レベルということはありません。

その上、Windows 10 Creators Update で、ランサムウェアを阻止できる機能が追加されています。

ランサムウエア対策では、アカウントを使い分けているような場合など、いろいろ設定が必要になる事がありますので、使い始めにはある程度時間に余裕を持っていたほうが良いでしょう。

高度なスキャン(フルスキャン)は、時間が他のソフトよりかかります

Windows Defenderは、Windowsに最初から付いているサービスなので、セールスが一切なく、作業に集中できて最高に良いです。

割とリスクの高いWindowsパソコンでテストしていますので、このまま使い続けて続報をお届けしたいと思っています。

 

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