これは自己の体験談ですので、有益な情報になる方もいれば、全く役に立たない方もいると思います。
ただ、この方法で怒りをコントロールできるようになってきたので、参考にしていただければと思います。
親から受け継いだ怒りの性質
父親はとんでもない暴力親父でしたので、飼っていた動物は殺されたり、今思い直して大した問題が無くても、気分を害したら殴られるか何らかの罰を与えられました。
今の時代なら、きっとDVで警察沙汰になっていることでしょうが、まだネットも無い時代のことなので、単なる頑固親父的な存在と思っていました。
そんな親でしたので、自分自身も人や動物にこそ危害を加えませんでしたが、家やモノを怒りに任せて壊してしまうことがまれにありました。
それはある意味、普通に近いことになってしまって、今思えば明らかにおかしい家や親や自分でしたが、なんとなく当たり前の出来事で、ちょっと怒りっぽい家族という間違った印象を持っていました。
以前の怒りの対処方法
自分自身のことですが、ハードな曲を大音量で聞くことで、怒りを発散したり、前述のようにモノに当たり散らして、ぶっ壊したりすることで、怒りを解消していました。
怒りの予防方法として、接触プレーのあるようなハードなスポーツをすることで、ストレス解消的になっていたと思います。
あとでわかってきたことですが、これは怒りというよりもADHD気質を持っているように思います。
実際に診断されていないので、ここではADHD”気質”と表現しておきます。
怒りは、優しさなどでは対処できない
人が怒っているときに、やさしく言葉をかけてくれるありがたい人もいますが、こちらとしては「おまえに何がわかる」という感じになってしまい、決してプラスに働きません。
でも、たまに同じように怒ってしまう人がいて、怒っている自分よりも怒りをあらわにする人がいる場合は、逆に落ち着いてきたりします。
これは不思議なものですが、多分誰でもそうなのではないかと思います。
ですから、自分の周りで理不尽な目にあって、悔しい思いをしている友人や知人がいた場合、その人よりもっと怒りをあらわにすることで、その人の怒りの感情を抑えるすべを身につけました。
これは、ある意味の他人に対するアンガーマネジメントになっているかと思います。
感謝の念は怒りを消してゆく
子供の頃から葬式などには、家としてほとんど出席することが無い環境でしたが、社会人になるとさすがにお世話になった人が亡くなることもあり、お葬式や線香をあげることが増えてきました。
そして、本当にお世話になったありがたい人が亡くなって、線香をあげる行為をすることが増え、ふと気がついたのですが、気持ちが落ち着いているようなのです。
感謝の念と線香の匂いが条件反射で結びついたようで、線香の匂いを嗅ぐと感謝の念を思い出し、気持ちが落ち着くようになりました。
試しに家で、線香ひと束もらい実験的に使ってみましたが、明らかに精神的に安定してきました。
でも、外では線香の匂いを嗅ぎ続けることはできませんが、方法はあります。
外出時はこうする
ジャケットの胸ポケットにチーフ等を入れておいて、その中に線香を忍ばせておきます。
普通、周りのひとは香りに気が付きませんし、自分でもはっきりわかりませんが、なんとなく感じているのか落ち着いているような気がします。
たぶん、プラシーボ効果もあるのだとは思いますが、それでもイラッと来た時は、ポケットから出して香りを直接かぐことで、落ち着きを取り戻すことができるようになります。
感謝の念と線香の香りは、たまたま結びついた結果
ここは人それぞれですので、感謝の念を持てるものが何かによりますが、うまく結びつけることができれば、きっとアンガーマネージメントが可能になると思います。
「やさしさ」や「それ以上の怒り」、「大音量のハード音楽」、「ハードな運動」では、単に対処して散らすだけの効果ですが、『感謝の念』は自分の心の底の方から湧き上がってくる気持ちですので、『怒り』を消してくれるでしょう。
ですから、もし怒りの感情で振り回されそうになっているなら、本当に感謝できる人や事柄を見つけて、それを想起させる「香り」や「音」などを利用して、アンガーマネージメントしてみてください。
まとめ
親から受け継いだ怒りのADHD”気質”をコントロールできずに苦労していました。
以前の怒りの対処方法は、ハードな曲を大音量で聞くことで、怒りを発散したり、モノに当たり散らして、ぶっ壊したりすることで、怒りを解消していました。
おかげでモバイルPCもぶっ壊しましたし、本棚や壁、扉などいろいろなモノを破壊してきました。
人が怒っているときに、やさしく言葉をかけてくれても「おまえに何がわかる」という感じになってしまい、決してプラスに働きません。
怒りには、それに匹敵するハードな何かで対処するしかなかったのですが…
本当にお世話になったありがたい人が亡くなって、人生で初めてになるかもしれませんが、本当に心から感じる『感謝の念』を持つことがありました。
そして、感謝の念と線香の匂いが条件反射で結びついたようで、線香の匂いを嗅ぐと感謝の念を思い出し、気持ちが落ち着くようになりました。
でも、外出時は線香をあげることはできませんので、ジャケットの胸ポケットにチーフ等を入れておいて、その中に線香を忍ばせておくことで対応できます。
あなたの『感謝の念』を想起するものが何かによりますが、「香り」や「音」などを利用して、うまく結びつけることができれば、きっとアンガーマネージメントが可能になると思います。
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