フィッシング対策協議会では、「国税庁をかたるフィッシング(2020/11/20)」が発生として注意を促しています。
2020/11/20 17:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中とのことです。
また、類似のサイトが公開される可能性にも注意してください。
フィッシングメールの件名と内容
以下は一例になるかと思いますので、いくつかのバリエーションが存在すると思って対処してください。
件名
ちょっと業務的過ぎやしませんか?
内容
フィッシング対策協議会にあったサンプルより、画像になっているメール本文をテキスト化(原文のまま)させてもらいました。
お 客様各位、
15421.07 円の税金還付を受ける権利があります
処 理できるように、以下のフォームを送信してください
できるだけ早く返金してください。
フォー ムにアクセスする <https://www.●●●●.co.uk/httpswww.nta.go.jp/>
払い戻しプロセスは、続行するまでに最大24時間かかる場合があります。
払い戻しフォームが適切に提出されていない場合、このプロセスは遅れる可能性があります
3-1-1 Kasumigaseki, Chiyoda-ku, Tokyo 100-8978, Japan (JCN7000012050002) SNS Terms of Use www.nta.go.jp
誰をターゲットにしているのか良くわからない文章です。
文章内容も「受け取るのか」「返金しなくちゃいけないのか」わかりません。
また、句読点はおかしいし、単語の文字間に不要な隙間があったり、シグネチャーだけが英語表記だったり……
外国に住んでいる日本人向けの詐欺でしょうか?
もちろん、URLもだいぶ変です。
公式サイトでの注意喚起
国税庁をかたった偽サイトにご注意ください(令和2年11月20日)
https://www.nta.go.jp/data/021120jouhou.pdf
メールの内容が気になる場合
このメールを受け取って、気になる方は殆どいないとは思いますが、それでも気になる方は検索エンジンで確認すると、フィッシングの情報に上がっていたりします。
本当に身に覚えがあるならば、メールからではなく別の正式なルートからアクセスしましょう。
まとめ
国税庁をかたる詐欺メールに注意
メールの件名
- 払い戻しの通知
メールの内容
おかしな点だらけなので、落ち着いて読めば完全な詐欺文章とわかるでしょう。
メールの内容に覚えがあっても
検索エンジンで調べましょう。
身に覚えがありそうな場合はメールからではなく、別の正式なルートからアクセスすればよいだけです。
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