三菱UFJ信託銀行を装うフィッシング…「取引目的等の確認」だそうです！

フィッシング対策協議会では、「三菱UFJ信託銀行をかたるフィッシング(2023/04/05)」の報告を受けているとして注意を促しています。

2023/04/05 17:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中だそうですが、類似のサイトが公開される可能性にも注意とのことです。

フィッシングメールの件名と内容

下記以外にもバリエーションが存在すると思って対処してください。

【三菱UFJ信託銀行】お取引目的等の確認のお願い

銀行を装って送られてくるフィッシングは「取引目的等の確認」という内容が多くなっていますので、同じような内容のメールが届いたら、基本的に詐欺だと思って対処する必要があります。

フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール本文を抜粋（原文のまま）させてもらいました。

三菱UFJ信託ダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。

当社では、犯罪収益移転防止法に基づき、お取引を行う目的等を確認させていただいております。
また、この度のご案内は、当社ご利用規約第6条2項3に基づくご依頼となります。

お客様お客様の直近の取引についていくつかのご質問がございます、下記のリンクをアクセスし、ご回答ください。

お取引目的の確認

以下省略

笑わせてくれるメール文章です。

このところ銀行関係のフィッシングは、同じ文面で同じ間違えばかリですので、いい加減に気付けよっていいたくなります。

なお、「お取引目的の確認」は以下のフィッシングサイトへのリンクです。

https://www.igu●●●●.com/ など

ウイルス感染画面を装ったポップアップや三菱ＵＦＪを名乗る偽メールにご注意ください！

三菱UFJ信託銀行のホームページを見て、上記の注意喚起がわかりやすいかの確認をしてみました。

三菱UFJ信託銀行の PC サイトのトップページ（https://www.tr.mufg.jp/）ですが、メニューのすぐ下に赤帯があり、その中に上記の注意喚起ページへのリンクになっている記述があります。

三菱ＵＦＪ信託銀行インターネットバンキングの PC サイトのトップページ（https://www.direct.tr.mufg.jp/ib/dfw/cst/ib/login/GLG01010101.do）では、メニューのすぐ下にページの半分ほどのスペースで大きく注意喚起がありました。

何か気になるメールを受信したときには、直接ホームページを確認すればわかるかと思います。

金融機関をかたるメールですので、気になる方もいるかもしれません。

そんな場合、検索すれば詐欺情報が出てくるかと思います。

万一、フィッシング詐欺に関連するような情報が見つからない場合でも、メール記載のリンクからアクセスせずに、以前自分でブックマークした正しい URL や、公式アプリ等の正式な別のルートから確認することを徹底しましょう。

三菱UFJ信託銀行をかたる詐欺メールに注意

最近の銀行を装う詐欺メールは、「取引目的等の確認」ばかりですので（もちろん他もあります）、このようなメールは基本的に詐欺と思って対処しましょう。

ネットで検索してみましょう。

詐欺情報がみつからなくアクセスして確認する必要を感じてしまったら、以前アクセスしたことのある「別の正式なルート」から行ないましょう。