3つまでの複数ワードを比較しながら、時間軸で検索することができる…でもどのように使ってよいのか分からないという人もいると思います。
TIMEMAPは、何らかの資料を作る時には非常に役に立ちます。
たとえば、何かの移り変わりを時間軸で見ることが簡単にできてしまいます。
使い方や表現方法によりますが、プレゼンや企画書、レポートの資料作成には有益なものになると思います。
TIMEMAPとは
TIMEMAPの説明が一番わかり易いと思いますので、そのまま引用します。
- 3つの検索ワードごとに年表を作成し、それらを並べて比較できます。
→これによりテーマ別の年表を比較して、技術や社会の変遷を分析できます。 - 年表全体を時間軸に沿って、自在にズームイン・ズームアウトできます。
→年表全体で表現される大きな変化をとらえたり、時代が切り換わる契機となった出来事をピンポイントで探し出すことが可能になります。 - 時間軸にプロットされた個々のイベントを手掛かりに、関連する情報を連想検索します。
→注目した特定の出来事を手がかりに、他の様々な情報源から内容的に関連する情報を探し出せます。
TIMEMAPより
TIMEMAPを使ってみよう
いままで、気になっていたことがあって、いつ頃から変わったのかわからなかったことがありましたので、TIMEMAPで調べてみたいと思います。
Twitterは日本で流行りだしたころ、「ミニブログ」もしくは「マイクロブログ」などと表現しているメディアが複数ありました。
そのため、当初Twitterについて、何かに紹介する際には「ミニブログ」としていたのですが、いつの間にかSNSに入れるべき状況になっていました。
※Twitter社自身は、SNSではないとしており、時代とともに定義が少しずつ変わってきているようです。
実際に使ってみるとこうなる
ツイッターがいつ頃からミニブログまたはマイクロブログとして紹介されていて、その後一般的にSNSとされているのか推移を調べてみたいと思います。
TIMEMAPで、まずは「ミニブログ」「マイクロブログ」の関連を確認しておきます。
これを見る限り、「ミニブログ」と「マイクロブログ」は同じ扱いのようなので、ミニブログ(マイクロブログ)というような位置づけになるようです。
次に「SNS」「ミニブログ」「Twitter」で確認してみます。
調べるデータベースをImpress Watch にして業界での位置づけを見てみます。
中の記事を確認してみても、ミニブログのカテゴリにTwitterが含まれているのがわかります(当時はTwitter様のものがいくつも存在していましたので、ひとつのカテゴリとなっていたと思われます)。
また、Twitterの推移をみると2010年から2011年にかけて、メディアで取り上げられることが多くなっているので、いくつか存在していたミニブログでTwitterが抜きん出たため、ほかが消えてミニブログとしてもカテゴリを維持できなくなったという側面があるのかもしれません(このあたりもTIMEMAPで、さらに調べると詳しくわかると思います)。
そして、同時期にSNSが頻繁に取り上げられるようになってきて、ミニブログという表現自体はさらに下火になっていきます。
これは、レポートでもなんでもなく、単に気になっていたものを調べたにすぎませんので、これぐらいで終わりにします。
一応の結論としては、2011年頃からTwitterをSNSという括りに入れるようになってきたのではないかと思います。
TIMEMAPの使い方
2種類の検索が出来ます。
1つ目は、3つまでのキーワードの推移を比較することができます。
そして、データベースになるメディアを1つ選択することが可能です。
2つ目は、1つのキーワードに対して、3つまでのデーターベース(メディア)を選択することが出来、メディア露出の比較が可能です。
どちらも、リストアップされた記事などの内容を確認することもできます。
選べる現在のメディア(データベース)
Impress Watch
クラウドWatch、PC Watch、デジカメWatch、AKIBA PC Hotline!、AV Watch、GAME Watch、ケータイWatch、INTERNET Watch、窓の杜、家電Watch、Car Watch、トラベルWatchから選択可能。
JPubb
日本の上場企業、非上場・外資系の主要企業、官公庁、自治体のリリースを網羅的に収録したプレスリリースデータベースで、2010年から現在まで、分野別に選択可能。
新書マップ
日本の新書・選書の書誌データベースでノンフィクション・教養系の新書・選書からカテゴリ別に選択可能。
まとめ
TIMEMAPは、複数ワードを比較して、時間軸で調べる検索エンジン
TIMEMAPの使い方は2つ
- 3つまでのキーワードの推移を比較することができ、データベースになるメディアを1つ選択することが可能
- 1つのキーワードに対して、3つまでのデーターベース(メディア)を選択することが出来、メディア露出の推移と比較が可能
選べる現在のメディア(データベース)
- Impress Watch;の各メディアから選択可能
- JPubb:プレスリリースデータベースから分野別に選択可能
- 新書マップ:日本の新書・選書の書誌データベースからカテゴリ別に選択可能
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