物だけではなく、いわゆる一般的にはゴミに該当するようなものまで、ため込んだりしていませんか?
また、ゴミと言っても腐った食べ物というようなものではなくても、壊れたものや使えないものをゴミと考えると、実はいろいろなものがゴミに該当すると思います。
よくTVで、ゴミ屋敷なるものがでてきますが、これはゴミの定義は異なるだけで、ゴミ屋敷の住人はゴミと思っていないのですから、始末に負えません。
捨てられない人はもはや病気?
「溜め込み障害」という病気があるらしい
最もよくため込まれる物は、新聞、雑誌、古着、 鞄、本、手紙、書類ですが、それ以外にもいろいろな物もため込まれ、その行動は故意であり、受け身的にたまったのではないとしています。
引用元:http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/66/66-9-12.pdf
この記事を読んでいるあなたは、まだ病気ではないでしょう。
ほとんどの方は、 結果的に…いわゆる受動的に溜まってしまったということでしょう。
捨てる生活へ
まず、あなたは病気ではないのですから、捨てられるはずです。
でも、捨てるという言葉に抵抗があると思いますので、間引きをすると考えてはいかがでしょうか?
物を有効に使うために、間引きをするのです。
捨てる勇気
捨てられないものは、間引きを行いましょう。
間引きとは、植物を栽培する際、苗を密植した状態から、少数の良い状態の苗を残し、残りを抜いてしまう作業のことで、この作業を行わない場合、それぞれの植物はやせ細ってしまい、作物として使い物にならなくなります。
具体的には、日当たりが悪くなり、風通しが悪くなることで病気や害虫の被害を受けやすくなります。
たとえば、Tシャツを例に考えてみましょう。
30枚のTシャツを持っているとして、今シーズン何枚いるでしょうか?
通常は、10枚も必要はないでしょう。
毎日1枚着ても、実際には1ヶ月1回ずつしか着られませんし、流行りもありますので、たぶん5~6枚程度を着まわすことになるでしょう。
場合によっては、シーズン中に何枚か購入するかもしれません。
でも、「いつか着るかもしれない」と思っているずっと着ないかもしれないTシャツを処分して、「着たいもの」「着てもいいもの」だけを残せば、追加で購入しないかもしれません。
さらに、うずもれてしまい持っていることを忘れてしまうようなものはないでしょうから、有効に持っているTシャツを着ることができます。
つまり、 間引きをしなければ、逆に無駄になるものも出てしまうということです。
すてる技術
捨てにくいものや、捨てられないと思っているものをどうするか?
実は形を変える技術で、間引きができないものということで、ここでは、完全に捨てるのではなく、形を変えて残すことで、物体の容積を減らすのが目的です。
思い出の品
そのもの自体が大事なのか、連想する思い出かを考えましょう。
置物など、そのもの自体なら、仕方ありませんが、今は使っていない思い出の品ならば、画像データにしてしまいましょう。
たとえば、子供が使ったランドセルを捨てられない…
そのランドセルを使ってミニチュアを作って、ミニチュアを残すとか、写真データにして残す方法です。
皮のランドセルの場合は、カビが生えたりして、逆に思い出が仇になることもありますが、画像データはカビが生えませんし、いつでもたやすく見ることができます。
アルバムや書籍、ビデオテープ、カセットテープなど
すべて、デジタルデータにして保存すれば、容量が大幅に減り、しかも管理しやすく、さらに見やすくなります。
これらのものは、そのまま保存しておけばどんどん劣化していきますので、劣化を止める意味でもデジタルデータ化は意味があります。
機器のマニュアルなど
実際に見ますか?
ネットで検索する方が早くありませんか?
型番だけマニュアルで調べておけば、あとはネットで確認して、あれば即すてられます。
名刺など
アプリなどを利用し、データ化して保存します。
そのほうが、使いやすくデータとして生きます。
ゴミ袋の空きスペースを無駄にしない
ゴミ捨ての日に、ゴミ袋が無駄にならないように、その時点で一番不要と思うものを、ゴミ袋がいっぱいになるまで捨てましょう。
ゴミ袋の空きスペースを無駄にしないという考えを無理にでもすることで、捨てる意味を持ちましょう。
間引きして、選別はできても、実際にゴミ袋へ入れる抵抗がある場合は、別の場所に一時保管しておいて、ゴミ袋のスペースを無駄にしないで、その時に捨てるという方法もあります。
まとめ
病気でないならば、捨てられるはずですが、いままで大切に保存してきたのですから、すぐにゴミには出せませんね。
もちろん、すぐに捨てることができるならば、捨ててください。
きっと今後も使わないものばかりでしょうから…
思い出の品や、データ化できるものは、データ化することで、劣化を止めます。
または、利便性を上げると考えて、形を変えて保存しましょう。
まずは、間引きと考えて、取捨選択し、別の場所に保管しましょう。
一気に捨てることができるなら、そのほうが良いにきまっていますが、無理ならば最後は、ゴミ捨ての日に、ゴミ袋の空きスペースを無駄にしないよう一時保管していた間引きされたものを、少しずつ捨てていきましょう。
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