東日本大震災後、内閣府の中央防災会議は、短期の地震予知は不可能としています。
また、イタリアの地震学者が、必要な避難警告を出さなかった責任を問われて、有罪判決をうけた事例もあります。
これでは、避難勧告を出すのも出さないもの怖くてできなくなってしまいます。
その上、地震学研究の中心でもある東京大学に地震予知否定派のロバート・ゲラー教授が就任し、自らの著書『日本人は知らない「地震予知」の正体』で、地震は予知できないとしています。
ところがそうでもないらしい…
PRESIDENT Online「地震は予知できる! 1週間前に起こる先行現象を捉えろ」の記事を要点を抽出すると
電気通信大学名誉教授で日本地震予知学会会長、早川地震電磁気研究所の代表取締役、早川正士氏は、地震予知学は短期予知を対象にして、実際に数多くの地震を予知してきたとのこと。
地震予知不可能論は、長期予知と中期予知に重点を置く地震学の研究手法では短期予知が困難であるという結論。
地震の前に現れる前兆現象は2種類あり
震源から直接的に放射される電磁ノイズがある
人工的な電波を活用し、大気の乱れや電離層の乱れがある
「東日本大震災の前兆として、2011年3月5日、6日の両日に渡って極めて強いVLF伝搬異常があった。これまで電離層(下部)の観測に基づいて予知した地震のうち65~70%が的中している」(早川氏)
とのことです。
内閣府ホームページによれば
2016年10月14日
東日本大震災・熊本地震以降の地震予知研究の進展(1)(長尾委員)
の一部を抜粋すると
短期的な先行現象の研究(1ヶ月未満)
電離層の異常
地磁気観測についても統計的な有意性が示された
OLR (Outgoing Long-wave Radiation)他の異常
VHF帯電波伝搬異常、地震活動静穏化等の評価が進行中
今後の予知研究にむけて
地震活動度研究で、静穏化現象や長距離相関という考え方を組み合わせると発生時期および場所を絞れる可能性がある
地震密度解析やb値解析は将来の本震発生場所をより精度よく特定できる可能性がある
とのことです。
地震予知・前兆に関するサービス
前述のように電離層や地磁気の観測などでの優位性が示されたということですから、いわゆる前兆現象が起きる可能性があります。
たとえば、動物の異常行動や変わった雲などの気象状態の異常など…
そんな前兆の情報があつまった掲示板などがあります。
地震前兆掲示板
電磁波・動物の異常行動・ノイズ・電化製品の異常・発光現象・井戸水の温度や水位の変化などの情報交換の場になっています。
http://jisbbs.com/
地震雲掲示板
地震雲の目撃情報を投稿する、地震雲専門の掲示板です。
http://kumobbs.com/
SOEの地震予報(地震予知)掲示板
以下のような場合や、異常と感じる現象があった場合書き込んで欲しいとのことです。
http://e.z-z.jp/?SOE-eq
- PC、携帯の接続不良
- テレビ、ラジオの受信不良
- 犬の異常な吼え方
- 猫が逃げ出そうとしたり、そわそわと落ち着かない(できれば、行動の現象を細かく
- 大きな烏の群れの集団移動
- 放射状の雲(中心の方向をご明記ください)
- 冷蔵庫などに付けてある磁石が転落した。
地震予測プラス(旧:地震解析ラボ) アプリ
無料で利用できますが、アプリ内課金があり、有料版にすると詳細情報が入手できます。
VLF/LF電波によって電離層の異常を捉え、国内複数の観測点で観測し、データ解析することにより地震を予測します。
まとめ
内閣府の中央防災会議は、短期の地震予知は不可能としています。
そうでもないとする方がいます。
電気通信大学名誉教授で日本地震予知学会会長、早川地震電磁気研究所の代表取締役、早川正士氏によれば、震源から直接的に放射される電磁ノイズと大気の乱れや電離層の乱れなどの前兆現象があるとしています。
また、これまで電離層(下部)の観測に基づいて予知した地震のうち65~70%が的中しているとのことです。
つまり、前兆現象はあるということです。
積極的に集めるなら掲示板が良いと思いますが、無料版のアプリを入れておくだけでもいいかもしれません。
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