殺人虫は『ヒアリ』の他にも…『マダニ』の感染症に注意!

このところヒアリの日本上陸で、騒ぎになっていますが、日本中にいる『マダニ』への注意も忘れてはいけません。

中国や日本、韓国でSFTS(重症熱性血小板減少症候群:Sever fever with thrombocytopenia syndrome)の患者が報告されており、日本国内でも死亡例が多数あります。

最近も北海道で、マダニによる死亡例があり、このケースはダニ媒介性脳炎とされていますが、国内2例目とのことです。

マダニの感染症は

日本紅斑熱、Q熱、ライム病、回帰熱、ダニ媒介性脳炎など色々とありますが、特に問題とされるのが、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。

SFTSウイルスに感染すると6日~2週間の潜伏期の後、以下の症状を起こすとされます。

  • 発熱
  • 食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状
  • 頭痛、筋肉痛
  • 意識障害や失語などの神経症状
  • リンパ節腫脹
  • 皮下出血や下血などの出血症状

また、致死率は6.3~30%と報告されています。

なお、血液等の患者体液との接触により、人から人への感染も報告されています。

現在、治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはありません。

参照:国立感染症研究所

図表の出典:国立感染症研究所

西日本を中心として、発生しています。

マダニについて

春から秋にかけて、雑木林や草むら、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などに生息しています。

マダニは、哺乳類から発せられる二酸化炭素の匂いや体温、体臭、物理的振動などに反応し、草の上などから動物などの上に飛び降り、吸血行為を行います。

大きさは1ミリほどで、ヒト以外にも野生動物やイヌ・猫なども吸血し、吸血によって1センチほどにまでなります。

春から秋(3~11月)に かけて活動が活発になりますので、犬や猫などを飼っているかたは、この時期に予防薬を使うと思います。

また、マダニは、種類がとても多く、日本には47種が生息しているといいます。

寄生の様式

吸血昆虫の吸血は「刺す」ことによる。

つまり、口吻が針状であり、これを血管に直接刺し入れることで吸血を行うのである。

対してマダニの吸血は「噛む」ことによる。

マダニの口器は鋏のような形状をしており、これにより皮膚を切り裂く。

さらに、口下片と呼ばれるギザギザの歯を刺し入れて、宿主と連結し、皮下に形成された血液プールから血液を摂取する。

この時、マダニは口下片から様々な生理的効果のある因子を含む唾液を宿主体内に分泌し、吸血を維持している。

また、フタトゲチマダニ等をはじめとした、マダニ属、キララマダニ属以外のマダニは、口下片を唾液に含まれるセメントの様な物質で包むことで連結を強固にしている。

このような吸血方式の違いのためマダニの吸血時間は極めて長く、雌成虫の場合は6~10日に達する。

この間に約1mlに及ぶ大量の血液を吸血することができる。

wikipediaより

マダニから身を守るには

以下の点に注意が必要です。

  • 肌の露出を少なく
  • できるだけ草むらに入らない
  • 虫除けスプレーを使用する
  • 上着や作業着は、家の中に持ち込まない
  • 帰宅後は入浴する

虫よけ剤

マダニの付着を完全に防ぐ わけではありませんので、過信しないように注意してください。

服などに付着するのを減少させる程度と思ってください。

マダニが皮膚で吸血している場合

無理にマダニを引き抜こうとせずに、病院で取ってもらってください。

無理に取ると消化管内容の逆流により感染リスクの上昇を招いたり、体内にマダニの頭部が残ってしまう可能性が高くなります。

まとめ

マダニの感染症は色々とありますが、特に問題とされるのが、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。

SFTSウイルスに感染すると6日?2週間の潜伏期の後、発熱や消化器症状が多くの症例で認められています。

また、致死率は6.3?30%で、治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはありません。

マダニは、春から秋にかけて、雑木林や草むら、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などに生息しています。

大きさは1ミリほどで、ヒト以外にも野生動物やイヌ・猫なども吸血し、吸血によって1センチほどにまでなります。

マダニから身を守るには、以下の点に注意が必要です。

  • 肌の露出を少なく
  • できるだけ草むらに入らない
  • 虫除けスプレーを使用する(虫よけ剤を過信しない)
  • 上着や作業着は、家の中に持ち込まない
  • 帰宅後は入浴する

万一、マダニが皮膚で吸血している場合は、無理にマダニを引き抜こうとせずに、病院で取ってもらってください。