フィッシング対策協議会では、「北洋銀行をかたるフィッシング(2023/06/14)」の報告を受けているとして注意を促しています。
2023/06/14 13:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中だそうですが、類似のサイトが公開される可能性にも注意とのことです。
フィッシングメールの件名と内容
下記以外にもバリエーションが存在すると思って対処してください。
件名
たまたま利用者に届けば開封されるかもしれませんが、このような脅しメールは基本的に詐欺と思って対応しましょう。
内容
フィッシング対策協議会にあったサンプルより、メール本文を抜粋(原文のまま)させてもらいました。
平素は、北洋銀行ダイレクトをご利用いただき誠にありがとうございます。
北洋銀行ダイレクトでは、犯罪収益移転防止法に基づき、
お取引を行う目的等を確認させていただいております。
また、北洋銀行ダイレクトご利用規約第6条2項5に基づくご依頼となります、
お客様の北洋銀行ダイレクトの利用が一時停止となります。
※振込、ATMの出金サービスがご利用になれません。、ご注意願います。
下記より一時取引制限の解除をお申し込み内容のご確認をお願いいたします。
▼取引制限の解除
以下省略
何か所か句読点が変ですが、フィッシングメールですので……
最近多い「取引目的の確認」ではありはりますが、メールタイトルに脅しが入っている点からみてもフィッシングですと言っているようなものです。
「▼取引制限の解除」はフィッシングサイトへのリンクとなっており、以下のURLにアクセスします。
https://syua●●●●.cyou/●●●●.php など
公式サイトでの注意喚起
北洋銀行を装ったフィッシング詐欺にご注意ください
https://www.hokuyobank.co.jp/announcement/detail/20230613_074355.html
北洋銀行のホームページを見て、上記の注意喚起がわかりやすいかの確認をしてみました。
PCサイトのトップページにおきましては、メニューの下に「重要なお知らせ」のブロックがあり横スライドで内容が入れ替わりますが、上記の注意喚起もありました。
また、下方へページ半分スクロールすると「お知らせ」ブロックがあり、一覧で上記の注意喚起が再度記載されていました。
何か気になるメールを受信した際には確認できそうです。
メールの内容が気になる場合
金融機関をかたるメールですので、気になる方もいるかもしれません。
そんな場合、検索すれば詐欺情報が出てくるかと思います。
万一、フィッシング詐欺に関連するような情報が見つからない場合でも、メール記載のリンクからアクセスせずに、以前自分でブックマークした正しい URL や、公式アプリ等の正式な別のルートから確認することを徹底しましょう。
まとめ
北洋銀行をかたる詐欺メールに注意
このフィッシングメールについて
顧客ですと気になる方がいるかもしれませんが、メールを開封させる目的で脅しタイトルを使うような金融期間があるとは思えません。
万一、メールの内容が気になる場合
ネットで検索してみましょう。
詐欺情報がみつからなくアクセスして確認する必要を感じてしまったら、以前アクセスしたことのある「別の正式なルート」から行ないましょう。
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