最近よく聞く言葉「印象操作」…TVのワイドショーなどでよくでてきますが、その印象操作によって、嘘が大げさに、大げさが嘘になっているようで、もはや嘘なのか大げさなのか、理解できなくなってきています。(そもそもそれが狙いなんでしょうけど…)
嘘と大げさは、大違いと思いますが、最近はこんな調子でなんでも嘘となってしまっているような気がしてなりません。
たとえば、子供が新しいゲーム機が欲しいので親に言います。
子「学校でみんな持っているから買ってくれ」
親「学校の全員が持っているのか?」
子「いや友達みんなが持っている」
親「友達ってのは、クラスの全員か?」
子「いつも遊ぶA君B君C君だ」
親「じゃあ3人じゃないか?」
子「クラスでは、他にも持っている人がいる」
親「でも全員じゃないな」
子「仲良く遊ぶ仲間全員と、クラスの何人かが持っている」
親「そうだな」
つまり、これは大げさの例でしょう。
もし、これも嘘といってしまったら、世の中は嘘ばかりになってしまいます。
そこで、今回は白いものを、あえて黒と言うような、本来の意図的な「嘘」について取り上げます。
「嘘」で思い出すのが海外ドラマ「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」
ちょっとした表情の変化やしぐさの変化で、嘘を見抜いてしまう心理分析サスペンスが大変面白かったと思います。
ただ、ドラマに仕立てるという事もあってなのか、少し大げさな挙動にみえるものもありました。
FBIの協力者によると
さて今回の記事では、ドラマと同じようにFBIに協力してきた行動分析とボディーランゲージの専門家リリアン・グラス博士が、嘘をついている時の人間の行動を11のパターンにわけて解説しています。
質問された瞬間に頭を素早く動かす
直接質問をした時、突然頭を動かすような人は、あなたに何か嘘をついているかもしれません。
息が荒くなり、呼吸が変わる
呼吸が変わると、肩が上がり、声が軽くなるかもしれない。
反射的な行為で、心拍数と血流が変化するので、息切れになり、呼吸が変わります。
微動だにしない
通常の会話をする時は、身体を微妙にリラックスできる場所に移動させるのが自然で、ほとんど無意識の動きです。
しかし、逆に動きがない硬直で緊張した姿勢を観察すると、何かがオフであるという巨大な警告サインになっています。
単語やフレーズを繰り返し、時間稼ぎをする
質問者と自分自身に納得させようとしているために起こります。
たとえば、「私はしなかった…」と繰り返して言います。
この繰り返しは、自身の考えをまとめようとする時に、自分自身で時間稼ぎをする方法でもあると付け加えています。
聞いてもいない事をやたらに話す
要求されていない情報や、詳細情報を過剰に話す場合、真実を伝えていない可能性が非常に高いとしています。
それは、オープンさと真実性として認識される事を願っての行為と言っています。
口に触れたり隠したりする
嘘をつく時の兆候は、問題に取り組む事や質問に答えたくない時に、自動的に口に手を持っていくという事です。
大人が唇の上に手を置くという事は、すべてを明らかにしていない事を意味し、真実を伝えたくないという事です。
本能的に脆弱な身体の部分をカバーする
喉、胸、頭、腹などに手をやります。
弁護士のコンサルタントとして働いている時、法廷で被告人の証言時に喉の前を覆っているのをよく見たと言っています。
足をもぞもぞと動かす
嘘つきを発見する重要な方法の1つで、足を見るだけで、多くの事がわかるとしています。
話せなくなり閉口する
自律神経系がストレス時に唾液を減少させるために起こり、口の粘膜は乾燥します。
注意すべき他の徴候には、突発的な唇を噛む行為や、唇を突き出しすぼめます。
まばたきせずに相手をじっと見つめる
人が嘘をつく時、目線を合わせないのが一般的ですが、嘘つきは、相手を制御し、操作しようと目を合わせてきます。
人が真実を伝える時は、ほとんどの人が時折視線を変え、時には遠く離れて見る事があります。
一方、嘘つきは冷たくて安定した視線を使って威嚇し、コントロールします。
指さす事が増える傾向にある
嘘を見抜かれそうな事に怒っているので、敵対的になっているとしています。
日本は少し違うかもしれない
たとえば、指をさす行為は、日本においてあまりされる事はないと思います。
最近はわかりませんが、昔は人を指で指すなと言われて育ったものです。
そのような事もあり、これはアメリカの事例をもとに研究されたもので、日本人の場合は、習慣などの違いで若干異なる事もあるかもしれません。
また、英語の表現を意味が通じるように変えている部分もありますので、そのつもりでご覧いただければと思います。
参考:11 Signs Someone Is Lying – Business Insider
まとめ
FBIに協力してきた行動分析とボディーランゲージの専門家リリアン・グラス博士による11のパターン
質問された瞬間に頭を素早く動かす
息が荒くなり、呼吸が変わる
微動だにしない
単語やフレーズを繰り返し、時間稼ぎをする
聞いてもいない事をやたらに話す
口に触れたり隠したりする
本能的に脆弱な身体の部分をカバーする
足をもぞもぞと動かす
話せなくなり閉口する
まばたきせずに相手をじっと見つめる
指さす事が増える傾向にある
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