普段匂いに気を使っているひとでも、毎日ケアできないのが、おへそです。
気が付けが、なにかか溜まっていたりします。
そう…「へそのごま」です。
匂いを嗅いだら、あの臭さに鼻が曲がりそうではないでしょうか?
まずへそとは
へそ部分の皮膚の下は、血管が瘢痕化したもので、周りとは異なり、皮下脂肪や筋肉がないため、へそとして窪んでいます。
中心部を臍乳頭と呼び、この部分は汗など分泌しないとされています。
しかし、へその周辺部分は臍輪と呼ばれ、通常の皮膚ですので、他と同じように分泌します。
「へそのごま」が臭い原因は?なぜあんなに臭いのか?
「へそのごま」は、皮脂、汗、垢、石鹸カスなどが、へそのくぼみに溜まったものです。
そして、その「へそのごま」が、長い間蓄積し細菌が繁殖して、臭い匂いを発しています。
「へそのごま」が溜まりやすい人の特徴
- お腹が太っている
皮下脂肪があつく、へそが深く狭くなってしまっている - 汗っかき
汗によって皮脂などの分泌物が、へそに流れ込み、「へそのごま」として溜まっていく - へそが歪んでいる
歪んでいることで、垢がたまりやすくなっている - 湯船にあまりつからない
シャワーばかりで、へその窪みの汚れが落ちない
病気の可能性はないのか?
臍炎
臍部の炎症をいい、特に太った人はへそが深く、「へそのごま」が溜まりやすいため、無理に取ろうとするなどして、臍炎を起すことがあります。
尿膜管遺残症
自然に閉鎖される胎生期の尿膜管ですが、生後も閉鎖せずに残った状態にある疾患で、成人の約2%に尿膜管遺残症を認めるとの報告もあるようです。
スケートの羽生結弦選手が、この病気で手術したのは有名です。
引用:武蔵野総合病院 形成外科
これらの病気もありますので、まずはすぐに無理やり掃除しようとはしないでください。
お手入れ、お掃除方法(基本的には大人向け)
へそ部分の皮下組織は薄いので、直接腹膜や腸を刺激して腹痛などにつながる場合もあります。
お風呂を利用する方
お風呂につかって、へその中をふやけた状態にします。
ガーゼまたは綿棒などでなぞるようにすると取れます。
シャワーを利用する方
綿棒にオイル等を付けて取る方法もあります。
ベビーオイルやオリーブオイルなどのオイルを綿棒などに付けて、へその中をゆっくりぬぐい取ります。
上記の方法でうまく取れない場合
無理をせずに、へそに数滴オイルをたらし、少し放置してください。
「へそのごま」が柔らかくなったころ、綿棒などで丁寧にぬぐい取ってください。
きれいになるのが気持ちいいからとやり過ぎには注意してください。
とくに、へその場合は、 過ぎたるは及ばざるが如しです。
まとめ
「へそのごま」が臭い原因は、皮脂、汗、垢、石鹸カスなどが、へそのくぼみに溜まったもので、長い間蓄積し細菌が繁殖して、臭い匂いを発しているからです。
「へそのごま」が溜まりやすい人の特徴
- お腹が太っている
- 汗っかき
- へそが歪んでいる
- 湯船にあまりつからない
念のため、病気の可能性にも注意しておきましょう。
臍炎や尿膜管遺残症という聞きなれない病気がありますので、すぐに無理やり掃除しようとはしないでください。
お掃除方法は
お風呂につかって、へその中をふやけた状態にし、ガーゼまたは綿棒などでなぞるようにすると取れます。
また、綿棒にオイル等を付けて取る方法もあります。
うまく取れない場合は、無理をせずに、へそに数滴オイルをたらし、少し放置してから、綿棒などで丁寧にぬぐい取ってください。
やり過ぎには注意してください。
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