このところ、ニュースでちらほら取り上げられている学校給食の完食指導・強要の問題。本来なら楽しいハズの時間だと思いますが、拷問になってしまう子供もいるので、色々と考えさせられます。
実際にどれくらい起きているのか?
ネット上のアンケートからみてみたいと思います(現時点では途中経過)。
完食指導、あなたの学校はどうだった?
「給食を残してはいけません」と言われ、給食時間が終わった後も居残りさせられるなどの「完食指導」。この指導が原因でさまざまなトラブルが表面化する一方、子供たちの「食の楽しみ」が広がることにもつながり、全てが悪いわけではないとの見方も。あなたの学校では「完食指導」はありましたか?
アンケートに答えた約70%の人が完食指導があったと答えています。
給食で嫌な思い出をいつまでも
これは自分の体験談になります。学校の給食で教師の指導がさほど厳しいわけではありませんでしたが、残すのはまずいと思って、焼きそばに入っていた豚肉の脂のかたまり(ほぼラード)を吐きそうになりながら、丸のみしたのを忘れられません。
今思えばですが、あれはラードとして鉄板やプライパンに塗るためのものが、紛れ込んでいたという気がします。
もともと給食をほとんど残さない人間でしたが、焼きそばでトラウマになっているぐらいですから、なんらかの理由で給食を残しがちの子供の場合は拷問になってしまうでしょう。
完食指導・強要で嫌いになったり不登校に
給食の完食指導がもとで、残した食材が嫌いになったり、不登校になっていると聞きます。
これでは、何のための完食指導なのかわかりません。
やり過ぎるぐらいなら、やらないほうがマシです。
完食指導するなら教師の個別対応が必要
個人的にですが、食事の指導は家庭でやるべきことだと思います。
ただ、親も好き嫌いがあり指導できる立場にない人も多いかもしれません。
しかし、学校で行うのであれば生徒の個別の問題を理解して、完食指導を行う必要があると思います。
たとえば、以下のようなことを生徒ごとにきちんと理解できるのでしょうか?
- 本人や家族が気づいていないアレルギーの有無
(食べたことがないのでアレルギーに気づいていない) - 少食や体調により給食の量を食べられない
- 食べて吐いたことがあるので不安で食べられない
何十人もの生徒の体調を含めた情報を、担任の教師が管理できるハズがありません。
指導するにも方法を考え直す必要があります。
元日本代表サッカー選手の中田英寿氏
サッカー好きは知っていると思いますが、彼は野菜嫌いで知られています。
大の野菜嫌いでも有名で、子供の時から食べられるのは潰したジャガイモとトマトソースだけで、ハンバーガーは必ず野菜抜きを注文をし、バンズにケチャップを大量に塗って食べる。 野菜を食べない理由は「野菜を食べて得られるものより、嫌いなものを無理して食べるストレスの方が影響が大きい」のと、野菜を食べると蕁麻疹が出ることがあるからだという。
「無理して食べるストレスの方が影響が大きい」
「野菜を食べると蕁麻疹が出ることがある」
とのことです。
体が資本のサッカー選手ですが、このような考えや体質もあるということで、完食指導に熱心な教師の方も耳を傾けてもらいたいものです。
まとめ
給食の完食指導・強要で拷問になってしまう子供もいる!?
Yahoo意識調査調べによると
約70%の人が完食指導があった
嫌な思いは忘れない完食指導がトラウマに
給食の完食指導がもとで、食材が嫌いになったり、不登校になっている。
完食指導には教師の個別対応が必要では?
- 本人や家族が気づいていないアレルギーの有無
- 少食や体調により給食の量を食べられない
- 食べて吐いたことがあるので不安で食べられない
中田英寿氏は大の野菜嫌い
「無理して食べるストレスの方が影響が大きい」
「野菜を食べると蕁麻疹が出ることがある」
なんでも程々が丁度良いのではないでしょうか?
コメント