2年半ほど前にカーシェアリングに切り替えようかと検討している時の記事ですので、料金や内容が変わってきており、全面的に修正し書き直しました。
なお、利用に際しては、サービス内容や料金が変更になっている場合がありますので、直接ご確認いただけますようお願いいたします。
マイカーの年間維持費を考えてみる
駐車料金、ガソリン代、任意保険料などは、住所や乗り方、ドライバー歴や事故歴で相当かわりますので、一般論として、ざっくりと考えてみます。
車種によってもかわりますが、普通車を考えると年間40万から60万あたりと考えるのが妥当だと思います。(ガソリン代、駐車場代 、自賠責保険料、任意保険料、車検代、自動車税、重量税、消耗品代など)
あなたは、ご自身の実際の金額で検討してください。
月に直すと3.3万〜5万が一般的ということになります。
ちなみに細かく計算してみたら、自身のマイカーの維持費は、月当り3.3万程度でした。
実際にどれぐらい利用するのか?
維持費も重要ですが、利用頻度により考え方が変わると思います。
一日10キロ程度でも、毎日乗るのでしたら、車は必要ですから、維持費を考えてカーシェアリングへ変更するということは考えにくくなります。
しかし、経費が気になるかたは、あまり乗らない方がほとんどだと思います。
自身の場合は、月に100キロぐらいの走行量で、しかも多くて週一ですから、車の維持費とタクシー料金とを比較しても、同じか維持費の方が少し高いくらいでしょうか?
つまり、コスト的にみれば、車はいらないということになります。
マイカーの方が良いと思われる人
以下のような場合は、たとえ維持費に見合わなくても、マイカーがベストですね。
- 車を毎日利用する:必要なときに借りることができない可能性もある
- チャイルドシートを使う:毎回取り付けでは危険性がある
- 車内でタバコを吸う:車内での喫煙が我慢できないほどなら
- 車にペットを乗せたい:匂いや毛の問題もあるので基本的には無理
- 近所にカーシェアリングのステーションが1つしかない:利用頻度が低い場合は、廃止になってしまうこともある
カーシェアリングを考えよう
主要3社で検討してもいいのですが、サービスも料金も概ね同じような感じですので、検討ではシェアが一番のタイムズカープラスで考えてみます。
- 初期費用で、入会時にカード発行料 1,650円
- 月額基本料金、個人プラン 880円(繰り越し不可で利用料金に充当可)
- 車両クラスは、デミオ、ノートなどで 220円/15分
シミュレーションしてみる
1回あたり3時間程度を週1回として、月に12時間ほど、カーシェアリングを利用した場合は、10,560円になります。(いままでのマイカー利用状況で算出)
月間の車の維持費は3.3万程度ですから、実質2万円以上安くなる計算で、カーシェアリングを利用しないという考えは無いとなります。
現時点では、あくまでも経費面においてはということです。
カーシェアリングのデメリットは?
色々と細かな点はあるとは思いますが、おおきくは以下の2つの側面と、4つの事柄になると思います。
物理的な面
借りたい時にシェアカーを借りられないこともある。
予約時に返却時間を決める必要がある。
これ以外の物理的なデメリットは、明らかにわかりきっていることですので、省きます。(車内でタバコを吸えない、ペットを乗せられないなど)
心理的な面
シェアリングカーを汚さないように、十分注意が必要。(自分の後の人からクレームがつく)
清潔な状態か気になる。(多くは利用者から利用者へとなる)
実際に汚れてがひどければ、サポートに連絡して、対応してもらえばよいことですので、ここでは心理的な部分をどうするかということになります。
解消法はあるのか?
借りたい時に借りられないこともある。
通常よくいわれるのは、他の会社と2つの会員になることで、借りることができる車の数を増やす作戦です。
月額基本料金が0円のプラン(そのかわり利用料金が多少高くなります)のあるカーシェアサービスの会員になっておくことで対応できます。
予約時に返却時間を決める必要がある。
返却時間を長めに設定しても、使った分だけしか払わないですむので、長めに設定することで対処する。
カーシェアリングサービスのステーション地図を確認して、2つのサービスの会員になることで、これらの解消をするしかありません。
そもそも緊急性が高い場合は、タクシーという手もあり、近場での利用が多い場合は、コスト的に見合うはずです。
シェアリングカーを汚さないように、十分注意が必要。(自分の後の人からクレームがつく)
汚すとしたら、車内での飲食、とくにスナック菓子やドリンクの注意が必要だと思います。
いままで、車での飲食が当たり前だった場合は、スタイルをかえるしかありません。
返却時に、よけいな掃除をしていて、時間をカウントされては勿体ないですから…
清潔な状態か気になる。(多くは利用者から利用者へとなる)
基本的には心理的な問題ですので、バスや電車と同じと思うしかありません。
これらが気になる神経質な方なら、マイカーを手放さないということになります。
実はまだあるデメリット
細かいようですが、車を管理・運転していると色々な問題が起こったりします。
パンク
車の運転を10年以上している方は、パンクの経験は1度や2度はあると思います。
中にはいたずらなんてこともあったりしますので、無視するわけには行きません。
バッテリーあがり
いろんな人がつかっていますので、利用状況がわかりませんから、注意が必要です。
キーのインロック
普通のひとなら1度や2度の経験があると思います。
このような状況の場合、ペナルティがあります。
通常実費や出張費用などが必要になったりします。
補償サービスがオプション
タイムズカープラスの場合を取り上げますが、前述のような損害を与えた場合には、ペナルティや実費の請求を受けます。
たとえば、”窓の閉め忘れ”で緊急の出動があった場合には、5,500円(緊急出動費)+車両損害や第三者からの損害賠償請求があった場合にはその実費が請求されてしまいます。
そのため、有料の保証サービスあり、僅かな金額で対応可能です。
事故時のペナルティ、タイヤの実費に加え、バッテリーあがり、キーのインロック、ガス欠、それに関わる搬送(レッカー等)の費用が免除されます。
加入料金 330円/利用
なお、詳しくは利用の段階で直接確認してください。
今回、比較・参考したカーシェアサービス
タイムズカープラス
オリックスカーシェア
https://www.orix-carshare.com/
カレコ・カーシェアリングクラブ
まとめ
マイカーからシェアカーへ変えるべきか考えてみました。
コストの比較
自身の利用状況から、月あたり実質2万円以上安くなる計算になりました。
デメリットと解消法について
借りたい時に借りられないこともある
2つの会員となることで、借りることができる車の数を増やす作戦。
予約時に返却時間を決める必要がある
返却時間を長めに設定することで対処します。(料金は利用した分だけで済む会社やプランを利用)
パンク、バッテリーあがり、キーのインロックなどへの対応
有料の保証サービスがある会社の場合は、対応が可能。(加入していない、保証サービスがないならば自己負担)
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